複数の病気を治療している人は、処方されている薬を全て覚えられないこともあるのではないでしょうか。マイナ保険証だと、現在服用中の薬などのデータも正確に伝えられます。万一救急搬送されるときでも、正確なデータの共有により適切な応急処置が受けられるでしょう。
高額療養費制度は医療機関などで支払った金額が一定額を超えた場合、超えた金額が支給される制度です。従来は申請書を提出するなどの手続きが必要でした。しかしマイナ保険証があれば、手続きなしで上限額までの支払いとなり、超えた分の金額を立て替える必要がなくなります。
医療費控除を受けるには、従来は領収書から明細を作成する必要がありました。しかし、マイナ保険証でマイナポータルとe-Taxを連携させれば、データが自動入力できます。
以上のメリットに魅力を感じられるようであれば、マイナ保険証に切り替えたほうがよいでしょう。逆に魅力を感じられないようであれば、資格確認書のままでもよいかもしれません。
まとめ
2024年12月2日以降は、従来の保険証が発行されなくなったため、有効期限までしか使えません。ただし、マイナ保険証をもっていない人には保険証と同様の役割を果たす資格確認書が交付されます。
マイナ保険証に切り替えるといくつかメリットがあります。メリットに魅力を感じるのであれば、この機会にマイナ保険証に切り替えてはいかがでしょうか。
執筆者:山根厚介
2級ファイナンシャルプランニング技能士
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