定年後に働くことは「誇り」or「経済的理由」?60歳以上のシニアが働きたい本当の理由とは?
定年退職後に仕事を探して、働き続ける方もいます。年金を受け取ってゆっくりと老後生活を楽しむのではなく、働き続ける理由は何でしょうか。仕事への誇り、または経済的理由なのか知りたい方もいるでしょう。   そこで今回は、シニアが定年後も働きたい理由について調べてみました。定年後も働くことのメリット・デメリットもご紹介しますので参考にしてください。

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シニアが定年後も働きたい理由とは?

株式会社リクルートが実施した「シニア層の就業実態・意識調査2023年-個人編 60~74歳-」によると、シニアが今後も仕事をしたい理由は以下の通りです(複数回答)。

●生計の維持のため:41.9%
●健康維持のため:38.0%
●自由に使えるお金(小遣い)の確保のため:34.7%
●社会とのつながりを得るため:32.5%
●家計を補助するため:31.5%
●貯蓄、貯金をするため:20.5%
●暇な時間をつぶすため:15.5%
●旅行の費用を稼ぐため:12.4%
●社会に貢献するため:12.3%
●働くことが好きだから:11.8%

前述の結果から、定年後も経済的な理由で仕事を続ける方が多いことが分かります。一方で「健康維持」「社会とのつながり」を理由に仕事を続けたい方もいます。社会貢献や働くことに生きがいを感じているため仕事を続けたい方もいて、仕事への誇りもうかがえるでしょう。
 

定年後も働くことのメリット・デメリット

シニアが定年後に働くことにはメリットとデメリットがあります。定年後も長く続く老後生活を有意義に過ごすために、自身が働く理由をよく考えて「仕事を続けるか」「何をするか」を検討することは大切です。ここでは、定年後も働くことのメリットとデメリットをご紹介します。
 

シニアが仕事を続けるメリット