◆観ていたドラマが被っただけで「運命」と勘違い

「レク中にかなり喋って、その時にFさんは好きな海外ドラマシリーズの話をしていたんです。私自身もそれを鑑賞済みだったし、他に観たことのある作品も多く被っていて。

 会話が盛り上がったことは確かなんですけど、そのあとから“あれ観た?”、“これ観た?”と執拗に聞かれるんですよ。今はなすタイミングじゃないでしょって時まで話題を振られたりとか。

 ただドラマ好き仲間を探しているだけならいいんですが、明らかに雰囲気が違うなと。それはもう「しつこい!」と言いたくなるレベルでした。

 最初にうっかりLINEも交換してしまったので、連絡もちょこちょこ来るようになりまして……」

 業務中も意味もなく話しかけられる機会が増え、Fさんは会話の際、常に体の距離が近かったそう。相手は上司、邪険にしてはならないと愛想よく対応していましたが、拭い去れない違和感がどうしても消えません。

 彼女への声かけは頻繁になり「好きなドラマも一緒だし、運命かもね」といった“勘違いLINE”まで来たとか!

 ただ観ていた作品が被っただけでここまで好かれるのか? ちえみさんは対応の仕方に何か問題があったのではと、自分自身を責めてしまいました。