家電量販店で「10%値引き+10%ポイント還元」という表示が!「20%値引き」とは違うの? 24万円の有機ELテレビを例に解説
家電量販店では「10%値引き+10%ポイント還元」などの表示をよく目にします。これを見て、20%値引きと同じように感じる人は多いのではないでしょうか。しかし、実際にはこの2つの支払額やお得度には違いがあります。   本記事では、24万円の有機ELテレビを例に挙げて、その仕組みを分かりやすく解説します。

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「値引き」と「ポイント還元」の違い

値引きとは、その場で商品価格が割引され、購入時に支払う代金が減額される仕組みのことです。例えば、24万円の商品が10%値引きされる場合、2万4000円が割引され、実際の支払額は21万6000円となります。購入時に支払う金額が少なくなるので、即時に得られるメリットが大きいといえるでしょう。
 
一方、ポイント還元は、購入時には商品価格に影響を与えません。例えば、24万円の商品を購入して10%のポイントが付与される場合、一般的には2万4000円分のポイントが後日利用可能になります。しかし、これらのポイントは特定の店舗や条件でのみ使用できるため、現金や値引きほど自由度は高くありません。
 

具体例で比較! 24万円の有機ELテレビの場合

24万円の有機ELテレビを例に、「10%値引き+10%ポイント還元」と「20%値引き」の違いを詳しく見ていきましょう。
 

10%値引き+10%ポイント還元の場合

10%値引きの場合、24万円の10%である2万4000円が差し引かれ、支払額は21万6000円になります。さらに、支払額21万6000円に対して10%のポイント(2万1600円分)が還元されます。

●実際の支払額:21万6000円
●獲得ポイント:2万1600円分
●実質的な支出: 21万6000円(支払額)-2万1600円(ポイント)=19万4400円相当