窓がないわが家の風呂場。換気扇を「一日中」つけっぱなしですが、1ヶ月で電気代はどのくらいかかっているのでしょうか?
浴室は湿気がこもりやすいため、しっかり換気しないとカビが繁殖しやすくなります。そのため、入浴後は窓を開けたり換気扇をつけたりする家が多いでしょう。   浴室に窓がない家だと、換気扇を24時間つけっぱなしにすることもあるかもしれません。その場合、電気代がいくらかかるのか心配になる人もいるでしょう。   本記事では、浴室の換気扇を24時間つけっぱなしにした場合の電気代を計算するとともに、換気扇をつけっぱなしにするメリットや、電気代を節約するコツなどもご紹介します。

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浴室の換気扇をつけっぱなしにした場合の電気代は?

換気扇の電気代は「消費電力(キロワット)×使用時間×料金単価(円/キロワットアワー)」で求められます。料金単価は公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が目安としている31円/キロワットアワーとして計算していくと、以下のようになります。

【消費電力6.8ワットの天井埋め込み形換気扇】
0.0068キロワット×24時間×31円/キロワットアワー=約5円

24時間つけっぱなしにしていても1日あたりの電気代は約5円なので、1ヶ月(30日)に換算すると約150円で済みます。
 

浴室の換気扇をつけっぱなしにするメリット

換気扇の電気代が気になって「入浴直後しか換気扇をつけていない」という人もいるでしょう。しかし、上記で計算した通り24時間つけっぱなしにしていても1日あたりの電気代は数円程度です。換気扇には浴室内の湿気を室外に排出してカビの発生を防ぐ効果があるため、より効果を高めるためにもつけっぱなしにしておいたほうがいいと考えられます。
 
浴室内にカビが繁殖すると見た目が悪くなることはもちろん、浴室を使用する人の体にも悪影響を及ぼすおそれがあります。常に清潔な状態にしておくためにも、カビが生えにくい環境に整えておきましょう。
 
また、浴室の排水口に髪の毛やあかなどの汚れがたまると悪臭の原因になります。換気扇をつけておくことで浴室内の空気が循環し、においが気にならなくなる効果も期待できるでしょう。
 

浴室の換気扇にかかる電気代を節約するコツ