――組み合わせにおすすめの副菜を教えてください。
猪坂 餃子にはにらや玉ねぎ、キャベツなどの野菜が入っていることが多いですが、野菜は細かく刻んだり高温で加熱したりすると、一部の栄養素が減りやすくなります。特に水溶性のビタミンCやビタミンB群、カリウムなどが減少している可能性があるため、副菜としてレタスやパプリカ、ピーマン、トマトなどの生野菜サラダを合わせて、ビタミンやミネラルを補うと良いでしょう。
ウエルシア冷凍餃子:たんぱく源をプラスすると◎
――ウエルシア「黒豚をちゃんと感じる幸せの肉餃子」について、成分や具材などの特徴を教えてください。
猪坂 こちらの餃子の特徴は、鹿児島県産の黒豚と国産野菜を使っているという点です。ただし、豚肉だけでなく大豆たんぱくも含まれているので、過度な脂っぽさは気にならないでしょう。1人前なら2回分くらいになりますが、これだけでは摂取できるたんぱく質の量が10g未満と少なめになりますので、豆腐や納豆、ゆで卵などのたんぱく源をプラスして、栄養を補うのがおすすめです。
コスモス冷凍餃子:塩分を控えたい人におすすめ!
――コスモス「羽根つきギョーザ」について、成分や具材などの特徴を教えてください。
猪坂 こちらは自宅で簡単にパリパリの羽根つき餃子を食べることができる商品ですね。具としては、豚肉と野菜(キャベツ、玉ねぎ、にら)が包まれています。1個あたり50kcalくらいで、ほかのスーパーやドラッグストアの冷凍餃子と同じくらいのエネルギーです。やや他社の餃子と比べると塩分が少なめですので、塩分を摂りすぎないように気をつけたい人に向いているでしょう。
イオン冷凍餃子:豚肉&鶏肉をW使用。食物繊維も摂れる
――イオン・トップバリュの「ギョーザ」について、成分や具材などの特徴を教えてください。
猪坂 イオンの冷凍餃子の特徴は、豚肉だけでなく鶏肉も使用されている点です。いろいろなお肉の栄養を一度に摂れる点はうれしいですね。鶏肉だと肉々しさを感じられないのでは? と懸念する肉好きの人もいるかもしれませんが、豚脂がプラスされているため、そこで脂の旨みはしっかり感じられるのではないでしょうか。