日本では宝くじの当せん者の名前は公表されていませんが、当たった金額が大きいと、プレッシャーや不安感も大きくなるのかもしれません。家族をはじめ周囲の人との人間関係が良くない状況にある場合、当せんを感づかれてしまうと一体どうなるのか? そうでなくても、個人情報が漏れて犯罪に巻き込まれるのでは? という不安もあるでしょう。高額当せんすると、想像を絶するプレッシャーが押し寄せるのかもしれません。
 

受け取れない理由:受け取りについての認識不足

国内で販売される宝くじの賞金は、非課税所得です。高額当せんであっても税金はかかりません。しかし、高額所得だから高額な税金が課せられるのでは、と思い違いにしているケースも想定されます。
 
また、職場など団体で購入した券が当せんした場合、当せん金は均等に分配する必要があります。ネットでの共同購入であれば手続きは簡単ですが、売り場で買った当せん券を銀行で受け取る際には、購入者全員分の本人確認書類が必要です。みんなの取りまとめが大変で受け取りを諦めた、という可能性も考えられます。
 

受け取れない理由:宝くじ券の紛失や未確認

そもそも紛失や廃棄などにより券が手元になく、当せん番号を確認できなかった可能性もあります。宝くじ券の現物がないと、当せん金を受け取ることができません。見つからないまま、時効を迎えてしまうケースも考えられます。駅・列車での忘れ物の中に宝くじや馬券が入っていた、という話もあります。
 

受け取れない理由:あたりくじが購入されていない

発売日に大行列のできる宝くじであっても、毎回、全てが売り切れるわけではありません。売れ残りの券は、販売が締め切られると全国から回収・整理されます。そのため、売れ残りがあったとしても抽せん会時点では存在しない状態です。これら処理された売れ残りの中に、当せん番号が含まれていた可能性もあります。
 

せっかくの当せん金は逃さずに