4月から社会人になります。実家から職場まで「往復3時間」かかるのですが、貯金するなら実家から通う方がよいですよね?
社会人になるタイミングで実家を出て一人暮らしをするべきか、貯金のために実家暮らしを続けるべきかで悩まれる人もいらっしゃるでしょう。特に、実家からだと職場まで距離があり、通勤に何時間もかかる場合などは、職場の近くで一人暮らしをした方がいい場合もあるかもしれません。   本記事では、実家から職場まで往復3時間かかる場合の交通費と、都内で一人暮らしする場合にかかる費用の平均を比較するとともに、実家暮らしと一人暮らしそれぞれのメリット・デメリットもご紹介します。

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往復3時間の通勤にかかる交通費はどのくらい?

職場から実家まで往復3時間、つまり片道1時間半の距離だとどのくらい交通費がかかるのか確認してみましょう。もちろん、使用する交通機関や、交通機関に乗車している時間の長さにもよりますが、今回は鎌倉から新宿まで通勤する場合を例に挙げてご紹介します。
 
鎌倉駅から新宿駅までJRで行くのに1回乗り換え、片道1時間10分で到着するとします。実家から鎌倉駅まで、新宿駅から職場までの距離を徒歩で移動するとして合計1時間半、往復だと3時間かかると考えると、かかる交通費は定期代の1ヶ月2万5730円です。
 
ただし、会社によっては交通費が支給されることもあります。全額支給なのか一部支給なのかは会社によって異なるため、事前によく確認しておきましょう。もし全額支給であれば、交通費の自己負担はないでしょう。
 

都内で一人暮らしする場合にかかる平均費用

次に、都内での一人暮らしにかかる平均費用を確認してみましょう。総務省統計局の「2023年家計調査(家計収支編)」によると、大都市における単身世帯の1ヶ月の消費支出は表1のようになっています。
 
表1

項目 金額
食料 4万4038円
光熱・水道 1万1992円
家具・家事用品 5904円
被服及び履物 5009円
保健医療 7705円
交通・通信 2万1007円
教養娯楽 2万494円
その他の消費支出 3万514円