▼アパートの1階と2階で「家賃」はどれだけ変わる? 1階暮らしのメリット・デメリットも紹介
西向き物件の家賃相場はどのくらい?
例えば東京都千代田区では、ワンルーム物件の家賃相場が14万1800円です。同じワンルームで西向きの「駅から徒歩10分以内」「築年数20年以内」の物件を探してみると、以下のような家賃の物件が見つかります。
●10万6000円(管理費等1万円)
●12万円(管理費等1万円)
●12万9500円(管理費等1万1000円)
もちろん建物構造や設備などにもよりますが、「西向き」を条件にすることで相場よりも安い家賃の物件が見つかる可能性はあります。
西向き物件のメリット・デメリットとは?
西向き物件の特徴は、強い西日が入ることです。朝日が入りづらいので朝方は部屋が寒くなりがちですが、午後2時ごろから日照量が増え、部屋が暑くなりやすいでしょう。西日は角度が浅い分、部屋の奥まで入ってきやすいため、熱対策が必要になるかもしれません。
また、強い西日によって室内の壁紙や床材が日焼けしてしまうおそれがあります。家具の位置によっては日焼けにムラができてしまうこともあるため、注意して配置しなければならないでしょう。
しかし、逆に考えると気温の上がる午後から夕方にかけて部屋が暖かくなるため、冬場は快適に過ごせるというメリットがあります。また、午後の日照時間が長くなるので、夕方になっても部屋が明るい点も特徴の一つです。午後の在宅時間が長い人にとっては、特に過ごしやすい条件といえるでしょう。
夏場も遮光性・断熱性の高いカーテンやサーキュレーターを活用することで快適に過ごせる可能性はあるため、家賃が安めに設定されていることが多い西向きの物件を部屋探しの選択肢に入れてもいいかもしれません。