新幹線の「窓側のコンセント」を通路側の人が使っていた! コンセントは「窓側席の特権」じゃないの? 利用にルールはあるの?
新幹線で旅をしているとき、となりの席の人が自分の座席のコンセントを使い始めたらどう感じますか? 窓側の座席のみにコンセントが設置されている新幹線では、「コンセント利用は窓側席の特権じゃないの?」と思う人もいるかもしれません。   SNSでも「新幹線のコンセントは誰のものか」という議論が盛り上がりを見せているようです。   新幹線のコンセントには利用権があるものなのかを、スマホの充電にかかる電気代や利用を許可されていないコンセントを使った場合の問題点と一緒に考えていきます。

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窓側のコンセントはみんなのもの! 窓側席に優先権があるわけではない

窓側の足元に設置されたコンセントの利用に関して、JR各社が公式Webサイトなどで明確な見解を示しているわけではありません
 
こういった話題が出るたびに、「窓側席のコンセントに使用権は設けておらず、譲り合って使ってほしい」という見解がJR公式のものとして紹介されています。
 
東海道・山陽・九州・西九州新幹線の特大荷物スペースは、特定の座席を予約することで利用できるというルールがありますが、コンセントに関してはこのような明確なルールが設定されていません。
 
したがって、窓側の席を指定しても、必ずしもコンセントが使えるとは限らない点に注意が必要です。長時間の旅になるようなら、モバイルバッテリーを持参したほうが良いでしょう。
 
なお、新幹線の車両によってコンセントの設置状況は異なります。例えば東海道新幹線の場合は、N700S系車両には全席コンセントが設置されていますが、N700系やN700A系車両は窓側と最前列・最後列にしかコンセントがない(グリーン車には全席設置)といった具合です。
 
東海道新幹線の場合は、公式のウェブサイトに「N700S車両で毎日運行する予定の列車」の一覧を公開しています。確実にコンセントを使いたい人は、N700S車両で運行する新幹線を狙って予約するのがおすすめです。
 

列車内にあるコンセントは誰でも自由に使える?