アイリッジの連結子会社で、デジタル地域通貨事業を展開するフィノバレーが、1月14日(火)より、フィノバレーの支援する、島根県海士町のデジタル地域通貨「ハーンPay」サービスを開始予定であることを発表。同日からのスムーズな利用開始に向け、2024年12月20日(金)から、「ハーンPay」の先行ダウンロードをスタートした。
島内での「つながり」を育む「ハーンPay」
「ハーンPay」は、海士町に暮らす住民や訪れる観光客が、簡単かつ便利に地域内での決済を行うことができるデジタル地域通貨。地域経済の循環を促進するとともに、島内での「つながり」を育む新しい仕組みとして、利用開始に向けた準備を進めている。
利用者は、スマートフォンを使った専用アプリで円を地域通貨「ハーンPay」に換え、町内加盟店での買い物などの支払いに使うことが可能。また、利用実績等に応じてポイントが付与される。
由来は地域通貨である紙の「ハーン」
「ハーンPay」の由来は、現在、海士町で流通している地域通貨である、紙の「ハーン」から。その流れを踏襲しデジタル地域通貨の名称も「ハーンPay」となった。
「ハーン」は、かの有名な明治の文豪「ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)」の名から来ており、ハーンは、明治25年(1892年)、菱浦湾の畔にあった岡崎旅館に滞在し、海士町の菱浦をとても気に入ったとされ、海士町の人々からも愛される存在だ。
キービジュアルは「H」がモチーフ
「ハーンPay」のキービジュアルは、頭文字であるアルファベットの「H」がモチーフ。住民や観光客など、人と人が、町内のお店や事業所での売り買いなどを通じ、関わっている様子を表現している。
地域の絆をさらに深める役割を果たす
「ハーンPay」は、地元のイベントや取り組みで活用されることで、地域の絆をさらに深める役割を果たすサービス。お金が介在することで新たな経済の流れを生み出しながらも、そこにあるのは単なる経済活動ではなく、温かい人のつながりだ。