・自衛官候補生(2等陸士任官後、採用2年目、6月のボーナスで計算):約20万9485円
・一般曹候補生(採用2年目):約20万9754円
・幹部候補生(大学・大学院卒業、幹部任官後):約29万4541円
貯める&備える
2025/01/10
自衛官の友人が「約800万円」のBMWを一括で購入したそうです。そんなに高収入なのでしょうか?
上記の金額を基に階級別の平均年収を計算すると、次の金額になります。
・自衛官候補生(2等陸士任官後、採用2年目):約345万320円
・一般曹候補生(採用2年目):約345万4648円
・幹部候補生(大学・大学院卒業、幹部任官後):約485万1092円
なお、国税庁長官官房企画課の「令和5年分民間給与実態統計調査」によれば、民間企業の令和5年の平均年収は、460万円となっています。
自衛官は一部の生活費が無料
自衛官は一部の生活費が無料である点も特徴です。防衛省・自衛隊の自衛隊帯広地方協力本部によると、無料となる費用には、次の3点などが挙げられます。
・家賃、水道光熱費:駐屯地内に住めるため無料
・食費:駐屯地内の食堂を利用できるため無料
・仕事用衣類、靴:国から貸してもらえるため無料日
同サイトによると、2等陸士(高校卒業者)の場合、月収は18万4300円、生活費は5万円ほどだそうです。残額約13万4300円を毎月貯金すれば、約5年でおよそ800万円が貯まるため、BMWを20代で購入できる可能性もあるでしょう。昇給分や賞与も貯金に回せば、より早い時期でも購入可能と考えられます。
13万円を継続的に貯金できる人は限られるかもしれませんが、自衛官には次のような利点などもあり、一般企業の社員よりも貯金がしやすい職業といえるでしょう。
・自衛隊の病院を利用すれば、診療費などがほぼかからない
・掛け金が格安な保険を利用できる
・民間銀行よりも利率が高い貯金事業を利用できる
・ホテルや旅館を安く利用できる
・駐屯地、基地の浴場や体育館を無料で利用できる
自衛官は生活費の一部を補助されるため、BMWを20代で購入できる可能性も
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