仕事中に眠くなる原因は?

①疲れが溜まっている

仕事中でも眠くなる原因のひとつは「疲労」です。例えば、前の日の食べ物で胃腸が疲れていたり、睡眠不足で休息が十分に取れないことなどが該当します。

②プレッシャーを感じている

苦手な人と会う予定がある、プレゼンを行うなど、これから起こる事に対するプレッシャーが原因で眠気が出ることがあります。明確な理由は解明されていませんが、脳が不安を取り除こうと情報をシャットアウトしているとも言われます。

③お腹がいっぱいになっている

仕事中に最も眠くなりやすいのが「ランチの後」です。食事の消化に血液などが集中するため、脳を動かす力が減ってしまうことが眠気の原因です。

また、胃腸が消化活動をしているときは体がリラックス状態になります。それとともに体全体が温まってくるため、眠くなると言われています。

ストレッチ|仕事中に眠い時の対策5選

①首をゆっくり動かす

コリをほぐすことで、血流が良くなり頭をスッキリさせます。まずは、右側へゆっくり10秒ほど傾けたら、反対側にも倒しましょう。その後は前と後ろにもゆっくり倒し、最後にそれぞれ1周ぐるっと首を回しましょう。

首は繊細な神経やがたくさん通っているので、ストレッチの際は、ゆっくり動かすことを心がけてください。デスクワークでは同じ姿勢によるコリが原因で体が痛くなることがあります。オフィスで使えるシンプルなツボ押しグッズもありますので、こまめにコリをほぐしましょう。

②耳を引っ張る

耳にはたくさんのツボが集中しているので、ここを刺激すると簡単にスッキリすることができますよ。まずは、両方の耳全体を上下左右に引っ張り、時折手を離して勢いよく戻すような動作を繰り返します。

次に耳の付け根に沿って指で押します。最後に、耳全体を倒したり広げたりと揉みこむような刺激も効果的です。あまり目立たないストレッチなのでオフィスでも気軽にできますね。

③手を開閉する

手のひらを刺激すると眠気を覚ましたり、疲れを癒したりする効果が期待できます。やり方は、グーパーと閉じて開く動きを繰り返します。手首から先をぶらぶらと振ってみましょう。この時に肩を回して肩甲骨を近づけたり離したりするのも血行が良くなりますよ。

次に、手を伸ばして指先が下になるよう手のひらを正面に向けます。反対の手で指先を体の方へ引っ張ると手首から肘にかけて伸びます。緩める・引っ張るを何度か繰り返すと腕の疲れが取れます。このストレッチは、仕事を始める前に行うと、疲れを感じにくくなるので、ぜひ試してみてください。

オフィスでも使えるグッズには、ゴルフボールのような硬さがあるものや、孫の手のようなツボ押しグッズもありますので、適度に刺激すること目を覚ますことができるので、ぜひ取り入れましょう。

④座ったまま足を動かす

足の血流が良くなることで、頭にも血が巡り、頭をスッキリさせることができます。軽く足を上げて、膝からかかとが一直線になるように足首を曲げます。ふくらはぎを伸ばしたら、今度はつま先を遠くに伸ばすように前へ倒しましょう。

何度か交互にストレッチをした後、足首を左右5回ずつ回して、つま先で8の字を書くように動かして終了です。このストレッチは、会議中など足元が見えないところで行うことができるので、眠くなったらぜひ試してみてください。むくみの解消にも効果的ですよ。

⑤胸のストレッチ

前傾姿勢になりがちな仕事中でも、胸を開くことで深い呼吸ができて気持ちを一新できます。両手を腰のあたりで組み、そのまま手首を返して肩甲骨の方へゆっくり上げていきましょう。肘を外側に開くことで、胸や背骨を伸ばすことができます。

また、最初に組んだ両手を腰から離すように後ろへ伸ばしていくと、肩回りをストレッチすることができます。伸ばしながら首を左右に傾けると、より深く伸びを感じることができますよ。

食べ物・飲み物|仕事中に眠い時の対策4選

①ガムや飴

口がスッキリするガムやタブレット菓子、または酸っぱい系の飴やグミなどの食べ物は、簡単に眠さ対策ができますよ。ただ、同じような味では慣れてしまって効果が感じにくくなるので、何種類か用意するのがオススメです。

また、同僚にお菓子をシェアして、軽く会話をすることも眠気対策として効果的です。一人で作業をすると、どうしても集中力が続かずに眠くなりやすいですが、ほどよいおしゃべりは簡単な眠気予防になります。

②するめなど歯ごたえがあるもの

たくさん噛む食べ物も、眠気予防にぴったりです。これまで動いていなかった筋肉が動くことで脳が活性し、目を覚ますことができますよ。

するめなど噛めば噛むほど味が出る食べ物は、おやつ代わりにすれば肥満予防にもなります。少し辛さがあるものも刺激となって目がスッキリしますよ。

③チョコレート

チョコレートには、目覚ましの成分であるカフェインが含まれています。また糖分は脳にとって必要な栄養素なので、疲れや眠気を感じたときにはオススメの食べ物です。

コンビニなどには、手が汚れにくいものや、オフィスでも目立たずに食べられるミニサイズのチョコレートもあります。お気に入りの味を机やカバンに入れておくといいでしょう。

④炭酸飲料水

炭酸飲料水は、大量に飲むとお腹が膨れてしまいますが、コップ1杯分くらいの量であれば目を覚ますのに良いと言われています。果実やハチミツ入りの場合、そこに含まれるブドウ糖が脳の栄養となるので、集中したいときにもオススメです。

最近では、オフィスの自動販売機でも炭酸水が置いてある場合があり、手軽に取り入れやすくなりました。糖質が気になる方は無糖のものもあるので、ぜひ試して下さい。