※筆者作成
 

便座の温度を一段階下げる以外の電気代節約方法

便座の温度を一段階下げると、3〜5度体感温度が変わります。寒い時期に冷え性で悩む方の場合は、「弱」の水温だと物足りなく感じるかもしれません。
 
ここでは、便座の温度を下げる以外の節電方法を3つご紹介します。
 

トイレの節電機能を使用する

節電機能を使用することで、トイレの電気代を節約できます。実際の製品で、節電機能を使用した場合と使用しない場合を比較しました。
 
温水洗浄便座にかかる電気代を求める計算式は、「消費電力量(キロワットアワー)×電気料金(円/キロワットアワー)」です。電気料金は、全国家庭電気製品公正取引協議会「電力料金目安単価」より、31(円/キロワットアワー)を用いて計算しています。
 
比較した結果は、表2の通りです。
 
表2

種類 温水洗浄便座
型式 貯湯式 瞬間式
節電機能 使用 不使用 使用 不使用
年間消費電力量
(キロワットアワー)
166 231 60 72
年間電気料金 約5146円 約7161円 約1860円 約2232円
月間電気料金 約429円 約597円 約155円 約186円
1日あたりの電気料金 約14円 約20円 約5円 約6円

※筆者作成
 
温水洗浄便座で節電機能を使用した場合、1日あたりの電気料金に大きな差はありませんでした。しかし年間で見ると、貯湯式では約2000円、瞬間式では約370円の電気代を節約できています。
 
温水と便座の温度を自動でコントロールするものや、タイマーでモード切り替えをするものなど、製品によって節電機能の仕組みは異なります。しかし、いずれの場合でも、節電機能を使用することで電気代を節約できるでしょう。
 

洗浄水の設定温度を低くする