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老後の医療費はどれくらいかかるのか
実際に高齢者がどれくらいの医療費を負担しているのかは、厚生労働省の統計によって明らかにされています。厚生労働省の「国民医療費の概況」に基づいて老後の月額医療負担費を紹介します。
平均余命から老後の医療費負担額の総額も解説するので、併せて参考にしてください。
老後の医療費負担額(月間)
厚生労働省の「国民医療費の概況」によると、令和4年度の年齢別医療費は以下のとおりです。
◆年間医療費総額(月額)
・65歳未満……20万9500円(1万7458円)
・65歳以上……77万5900円(6万4658円)
・70歳以上……84万4800円(7万400円)
・75歳以上……94万900円(7万408円)
65歳以上の月額平均医療費は4万円を超え、年齢が上がるほど増加します。ただし、これは医療費総額であり、実際の負担額ではありません。
◆医療費負担割合
・70歳未満……3割
・70歳~75歳未満……2割(※現役並み所得者は3割)
・75歳以上……1割(同上)
75歳以上の1割負担額(月額)は約7000円で、65歳以上全体の負担額(約1万9400円)より36%軽減されます。また、65歳未満の負担額(月額約5200円)と比較すると、75歳以上の負担は1.3倍程度です。
なお、65歳以上の負担割合は混在しているので3割負担として計算しています。