金は資産の中でも安定しており、人気の高い投資方法ですが、よいことばかりではありません。ここでは、金投資する際の注意点やリスクをご紹介します。
為替レートの変動がある
金は、世界共通の価値があるとして認識されていますが、常に一定の価値を保っているわけではありません。金の価格は、為替レートの変動により変わるため、売買のタイミングを見極める必要があるのです。
金を購入するなら、円高・ドル安のタイミングが適しているといわれています。この時期は、より効率的に金投資を行えるので、適切な時期を見て行動にうつしましょう。
盗難のおそれがある
金は高価で価値が高く、盗難の被害に遭いやすい貴金属の1つです。管理方法によっては盗難のおそれがあるため、適切な方法で保管することが大切です。
自宅で保管する場合、金庫で保管するとよいでしょう。好きなタイミングで現金化できるうえに、そばにあるだけで安心感があります。しかし、金庫ごと盗難被害に遭うケースも少なくありません。
警視庁が公表しているデータでは、2024年1月〜11月までの間に金庫破りの被害は686件起きていることが分かっています。2023年の同時期と比較すると82件減っているものの、決して少ない数値とはいえません。
もし、自宅での保管に不安がある人は、金融機関や純金積立を選び、自分に合った保管方法を選択しましょう。
金投資は資産運用として期待できるが、自分に合った投資方法やリスクを知る必要がある
金投資は、投資の対象として人気が高く、純金積立であれば1000円から始められます。しかし、高価だからこそ盗難被害に遭いやすく、保管方法に気をつけなければいけません。
為替相場の影響を受けやすいデメリットもあるため、金投資を始める前に十分に理解する必要があります。金投資に興味がある人は、自身の目的に合わせて慎重に検討し、投資計画を立てることが重要です。