乾燥肌や脂性肌など肌質を見分ける時の注意点

①年齢や体調により変化する

肌質は、年齢や体調により変化します。自分が乾燥肌だと思っていても、加齢やホルモンバランスで変わることがあります。肌質に合ったケアをしないと、肌トラブルの原因になるので気を付けましょう。

「最近メイクノリが悪くなったな」「お肌を触った時の感触が違う」と思ったら、肌質が変化している可能性があります。日頃からお肌の様子を注意深く観察し、今の自分には水分と油分のどちらが足りていないのか見極めることが大切です。

②生活習慣やスキンケアで変化する

肌質は、生活習慣やスキンケアで変化します。そのため、今の自分の肌質に満足できていなくても日々の心掛け次第で改善することができますよ。お肌の状態は、スキンケアやメイク・紫外線などの外的要因だけで決まるのではありません。睡眠や休養、ストレスや食生活などの日頃の生活習慣が肌質に大きく影響します。

今の肌質に問題がなくても、いずれ日頃の生活態度がお肌に表れます。スキンケアを怠ったり、栄養バランスが偏った食生活をしていると、肌トラブルを招くので注意しましょう。お肌の調子を整えるためには、食生活とスキンケアのどっちも大切です。

肌質別・スキンケアのポイント

①乾燥肌はブースターをプラスする

乾燥肌は、スキンケアにブースターをプラスしましょう。ブースターとは、スキンケアの最初に使う導入液のことです。ブースターを最初に使うと、後から塗る化粧水や美容液がよりお肌に浸透しやすくなります。

お肌の保湿力を、高めることができるのでおすすめです。ブースターを塗った後は、手にお肌が吸い付くほどスキンケアをたっぷり塗るのがポイントです。

②脂性肌は油分を補う

脂性肌は、油分を補うスキンケアをするのがポイントです。皮脂が多い脂性肌の人は、テカリを防ぐために化粧水や美容液だけで済ませている人が多いのではないでしょうか。油分を抜いたスキンケアは、一見脂性肌に効果的なようですが、実は逆効果で皮脂の分泌を後押しします。

油分を抜いたスキンケアをすると、お肌が自ら油分を出してバランスを取ろうとします。お肌が健やかな状態になるためには、水分と油分のバランスを取ることが必要だからです。乾燥肌や敏感肌と違い、たっぷり油分をプラスする必要はありません。少量の油分をプラスするのがポイントです。

油分を少しプラスするだけで、皮脂の分泌量が抑えられテカリにくくなりますよ。テカリやすいTゾーンに、オイルやクリームを塗るのは抵抗がある人もいるでしょう。その場合は、ライトに油分をプラスできる乳液を使うのがポイントです。メーカーによっては、乳液のことをエマルションやエマルジョンという呼び方をします。

③混合肌は塗り分けする

混合肌は、塗り分けするスキンケアをしましょう。肌質が顔のパーツによって違うので、それぞれのパーツごとに塗るスキンケアを変えるのがポイントです。顔全体に同じスキンケアを使うということは、乾燥肌なのに脂性肌のスキンケアを使っているのと同じ状態です。

肌質に合わないスキンケアを使うと、お肌の悩みを解消することができません。頬が乾燥しているなら、Uゾーンには保湿重視のスキンケアを使いましょう。みずみずしいお肌に導くヒアルロン酸が入った化粧水や、美容液がおすすめです。

テカリやすい小鼻やおでこなどのTゾーンには、さっぱりタイプの化粧水を使いましょう。スキンケアの最後には、必ず油分をプラスして水分がお肌から蒸発するのを防いでください。人によって乾燥やテカる箇所が違うので、お肌を触って確認した後にスキンケアをしましょう。

④普通肌は季節に合わせる

普通肌は、季節に合ったスキンケアをしましょう。他の肌質と違い大きな肌トラブルが少ない普通肌ですが、季節の変わり目はお肌が揺らぎやすくなっています。せっかく整っている油分と水分のバランスを、崩さないように維持することが大切です。

紫外線によってお肌はダメージを受けるので、UVケアをプラスしたスキンケアをするのがポイントです。また、空気が乾燥する季節は、シートマスクで保湿するスペシャルケアもおすすめです。シミやシワなど、エイジングケアに特化したスキンケアを使って、お肌の美しさに磨きをかけましょう。

⑤敏感肌はセラミドを補う

敏感肌は、セラミドを補うスキンケアを使いましょう。季節を問わず、年中セラミドをお肌に与えることがポイントです。敏感肌は乾燥していますが、乾燥肌とは違いお肌のバリア機能まで低下しています。お肌のバリア機能とは、外的刺激から守る働きのことです。敏感肌のお肌は、他の肌質に比べ皮膚がとても薄くなっています。

そのため、スキンケアやメイクでも沁みることがあるのです。セラミドはお肌にもともとある成分ですが、敏感肌はセラミドが不足しています。セラミドには、お肌を守り滑らかな肌質に導く働きがあります。セラミドが入ったスキンケアを使うと、お肌のバリア機能が高まりますよ。

乾燥肌や脂性肌の見分け方を知って肌質に合ったスキンケアをしよう

肌質は大きく分けて、5種類あります。肌質の見分け方は、手で顔を触った時の感触や毛穴の状態などで確認することができます。お肌の水分と油分のバランスが取れていないと、触った時にゴワゴワしていたりカサカサしています。

それぞれの肌質に特徴があり、年齢や体調によって肌質が変わることもあるので、自分の肌質を見極めることが大切です。どの肌質かによって、スキンケアの方法が大きく違います。乾燥肌や脂性肌の見分け方やスキンケアのポイントを知って、肌質に合ったケアをしましょう。

 

提供・BELCY

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