※国税庁の情報を基に筆者作成
間違いに気がついても対応が遅れると、ペナルティとして加算される税額も増えてしまいます。申告している税額が少ないと間違いに気づいた際には、正直に自ら申し出て、速やかに対応しましょう。
確定申告の期間内の場合には、「訂正申告」をしよう
確定申告の期限内に誤りに気づいた場合には、訂正申告をしましょう。正しい内容の確定申告書を改めて作成して、e-Tax・郵送・窓口で提出する必要があります。訂正申告すれば再度提出した確定申告書の記載内容が受理されるので、税務署へ連絡する必要はありません。
e-Taxの場合には訂正箇所に加えて、すべての帳票を送信する必要があるので注意が必要です。もし、税務署の窓口や郵送で確定申告書を提出する場合には、念のため「訂正申告」と記載すると親切です。なお、訂正申告の期限は、該当の年分の確定申告期限と同一のため遅れないようにしましょう。
まとめ
確定申告の期間を過ぎて申請内容の誤りに気がついても、状況に応じて対処法が用意されています。税額を多く申告した場合には「更正の請求」、税額を少なく申告した場合には「修正申告」を実施可能です。誤りを訂正した書類を作成したら、所轄する税務署長に提出できます。確定申告の誤りを整理して、焦らずに対応しましょう。
出典
国税庁 確定申告書作成コーナー よくある質問 Q申告の内容を間違えていたときはどうすればいいですか?
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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