現在共働きで2人の子どもがいます。子育てに専念するために仕事をやめようか悩んでいますが、夫の年収「400万円」だけでも生活できるでしょうか?
結婚をして子どもが生まれると、子どもとの時間をしっかりと取りたいと考える家庭もあるでしょう。特に、夫と共働きの場合は、子どものためにも仕事をやめて専業主婦になりたいと感じる方もいるかもしれません。   しかし、専業主婦になると子どもとの時間を確保できる一方で、収入が減るため生活に影響が出ないか試算する必要があるでしょう。今回は、4人家族の平均支出や教育費、専業主婦になるメリットなどについてご紹介します。

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4人家族の平均支出はどれくらい?

総務省統計局が公表している「家計調査 家計収支編」の二人以上の世帯のデータによると、令和5年時点で世帯主が60歳未満の勤労者世帯かつ4人世帯の平均支出は消費支出が月32万8074円、非消費支出が月12万7232円の合計月45万5306円でした。
 
もし1ヶ月の平均支出を1年間続けたとすると、546万円ほどの出費になります。年収400万円だけでは足りない可能性があるでしょう。
 
また、消費支出の内訳は以下の通りです。

●食料:8万8977円
●住居:1万3536円
●光熱、水道:2万4159円
●家具、家事用品:1万2649円
●被服及び履物:1万3255円
●保健医療:1万2542円
●交通、通信:4万8679円
●教育:3万1556円
●教養娯楽:3万4041円
●その他の消費支出:4万8680円

食費やそのほかの消費支出を除くと、教養娯楽や教育といった子どもの教育や経験にかかわる費用の項目が高くなっています。また、遠くの学校へ通う場合は、交通費も高くなるでしょう。年収400万円のみで生活をしたいときは、子どもの教育費も考慮する必要があります。
 

教育費はどれくらいかかる?

教育費の目安は、子どもを通わせる予定の学校の学費を調べたり、習い事の費用を調べたりするといいでしょう。ほかにも、教育費の平均を参考にするのもおすすめです。
 
文部科学省の「令和3年度子供の学習費調査」によると、幼稚園から高校までの学習費総額の平均は、すべて公立を選んだ場合でも574万4201円でした。学校ごとの費用内訳は以下の通りです。