企業の役員になるには、人脈の広さも重視されるようです。これは社内だけにとどまらず、社外の関係者やほかの業界のリーダー、行政関係者などとのつながりが重要になるといえるでしょう。
 
人脈の広げ方はさまざまですが、社内外のイベントや業界のセミナーに参加することが効果的とされています。そのほかにも公的機関や非営利組織のプロジェクトに関与することで、地域のステークホルダーとのつながりを強化するのにも効果的となるでしょう。
 

意思決定力

執行役員となるには、企業全体の利益を考慮したうえでの意思決定力が求められるようです。例えば長期的な視野で利益を生み出せるか、法的なリスクや問題はともなわないかなど、重要な判断が求められる場面も増えるでしょう。
 
意思決定力を高めるには、どれだけその業務に携わってきたかが重要になるようです。そのため、経験年数も役員になる際には考慮されると考えられています。
 

企業の役員になれる人の割合は全体の1%未満といわれている

企業の役員として働くには、高度な能力が求められるようです。そのため、役員に就任できる人材は限られており、全体の1%未満とされています。
 
なお、1つの企業に属する役員の人数は2~3人程度が目安です。企業規模にもよりますが、役員の数はそれほど多くないと考えられるでしょう。
 
企業の役員を目指すのであれば、まずは企業全体を見られるような視野の広さを持つことが重要となるようです。そのうえで人脈を広げたり、意思決定力を高めたりすれば、役員候補として名前が挙がるかもしれません。
 

出典

厚生労働省 法人役員調査結果(197ページ)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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