「要は」と話をまとめたがる人ってどこにでもいますよね。自分の話をまとめたがったり相手の話をまとめたがったり…。「要は」という人は一体どんな心理でその言葉を口癖にしているのでしょうか。今回はそんな「要は」が口癖の人の性格や心理についてご紹介します。
「要は」の意味
「要は」とは、「要するに」という意味で、主に話の重要な部分をまとめる時に使われる言葉です。 「要するにこういうことだよね。」という風に使われます。 類義語には、「結局」「つまり」「大切なことは」です。 「要は」とは一回の会話に一度しか使えない表現です。 もし、会話中に「~なんです。要は~ということです。要は~です。」というように使うのは間違った表現です。
しかし、一人は居ますよね。「要は」という言葉を何度も使う人。 自分の話を「要は~なんです。」とまとめたはずなのに、再び「要は~です。」と、何度も繰り返し言っている人。しかも、それで話がまとまっているならいいのですが、なかなかまとまっておらず、何度も同じ話を繰り返すばかりです。 また、人の話している最中に「要は」とぶった切ってくる人もいます。
せっかく人が一生懸命話しているのに「要は~なんでしょ?」なんて言われたら「え、はい、そうですけど…。」としか返せません。 せっかく人が話しているのに「要は」という口癖は人の話の腰を折ることもあります。
さて、そんな「要は」という口癖。この口癖を持っている人は一体どんな性格の人が多いのでしょうか。また、「要は」と言ってしまう心理は何なのでしょうか。
【要は〇〇が口癖の人の性格】せっかち
「要は」とは、話をまとめる為に使う言葉です。この言葉を人の話の時や自分の話の時に多用してくる人は、せっかちな性格だと言えます。
会話は人が話していることを聞いて、聞き終わった後にその感想を言ったり意見を言ったりして楽しむものです。例え話のオチがわかっていたとしても、以前聞いたことのある話題だったとしてもその話題を「要は」でまとめたりはしません。
ちゃんと最後まで聞いて、「~だったんだ。」という言葉に、「そうなんだ」といって感想や笑いで返すのが、普通の会話でしょう。そうした話の途中で「要は~なんだよ」というのは早く話を終わらせたいという意思の表れです。
話のオチが見えてしまった場合や、早くこの話をまとめて早く別のことをしゃべりたいという欲求に駆られてしまうんですね。 「要は」を多用する人は、話の終わりを待っていられないせっかちな性格だと言えそうです。
【要は〇〇が口癖の人の性格】自信家
自分に自信がある人はこの「要は」という口癖をよく使います。 君が言いたいのは要はこういうことなんでしょ?というのは、自分の話の理解力に自信が無いとできないことですよね。
また、わざわざ人の話を途中で遮って「要は」と突っ込んでくるのは、周囲のみんなも「要は」と言ってまとめてもらったら助かるだろうという驕りがどこかにあるからです。
自分はこれだけ話を要約して人に伝えられる、理解力があるということを周囲に指し示したいという性格なんですね。
【要は〇〇が口癖の人の性格】決めつけ屋さん
「要はあいつは〇〇なんだよ」という、「要は」の使い方が口癖の人は、決めつけ屋さんの可能性が高いです。 人や物事はそう簡単に「要は〇〇が大切」と言って断定できるものではありません。 しかし、そうした複雑なことを自分の物差しだけで測ってしまい、結論付けてしまうのは、決めつけることが当たり前になっている人です。
もし、愚痴などで「要は〇〇なんだよ」という言葉が口癖の人に合ったら気を付けましょう。 そうした人に限って、人への愚痴ばかりで自分は「要はどうすべきなのか」がわかっていない可能性が高いです。