路線バスや高速バスの運転手になるために、学歴は基本的に関係ありません。ただし、バスは大型二種免許が必須です。会社によって、採用条件の一つとして免許の所持を必須条件にしているところと、入社後に免許取得支援を行うところがあります。
また、入社後半年以内の取得といった条件を設けている会社もあるので、もしバスの運転手を目指すなら、よく確認しておきましょう。大型二種免許は普通免許や中型免許などを取得し、運転歴が3年以上ないと取得できないようです。
仕事内容はどう違う?
路線バスと高速バスにおける仕事の大きな違いは、一度の運行距離です。路線バスは、同じ地域内できめられた停留所を経由しながら、最終目的地まで行きます。停留所ごとに時間が決まっているので、必要に応じて時刻表通りになるよう運転で調整が必要です。
一方、高速バスは、市町村や都道府県を超えて運行するため、距離が長くなります。また、運行距離が長い分、運転手と乗客の拘束時間も多くなるため、必要に応じてサービスエリアで休憩時間が設けられているケースも少なくありません。
さらに、路線バスだと荷物は乗客自身が手で持って管理します。一方、高速バスは人によってはキャリーケースなど大型の荷物を持っていることがあり、運転手がトランクルームへ収納することもあるでしょう。
高速バスの運行距離や勤務時間帯によっては路線バスより年収が高くなる可能性がある
会社によって異なる可能性はありますが、バスの運転手を募集する際は、高速バスと路線バスの目安収入がまとめて書かれているケースが多くあります。そのため、採用情報からどちらの年収が高いか判断するのは難しいでしょう。
もし、高速バスの運転手の方が、超勤手当や深夜勤務手当などを受け取る機会が多いと、路線バスの運転手よりは収入が多くなる可能性はあります。
また、路線バスと高速バスは、1回の運転時間や運行距離にも差があります。ただし、一概にどちらが大変とはいえないでしょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー