友人は年末、新幹線に乗り遅れて「後続列車のデッキ」に立ちっぱなしだったとのこと。 デッキの立ち乗りは問題ないの? 乗り遅れで「無効になる切符」についても解説
年末年始などの旅行・帰省シーズンには、新幹線の利用機会が増えますが、「指定列車に間に合わなかった」というトラブルも起きがちです。実は、持っているきっぷの種類によって、乗り遅れた場合の対応方法が大きく変わってきます。   後続の新幹線に乗れる場合もあれば、きっぷ全てが無効となる場合もあるため、繁忙期に限らず新幹線に乗る前にきっぷの種類の確認が重要です。 本記事では、新幹線に乗り遅れた際の対応方法と注意点を解説します。

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指定の新幹線に乗り遅れたらどうなる? 3つのケースを解説

新幹線に乗り遅れた場合、自分が持っているきっぷの種類によって対応が異なります。代表的な3つのケースを見ていきましょう。
 

通常のきっぷは当日に限り後続の自由席に乗れる

通常のきっぷ、つまりJRの窓口や公式Webサイト経由で買ったもので、早割など特別な割引がないものであれば、当日に限り後続の新幹線の自由席に乗車できます。
 
ただし、年末年始などの繁忙期ののぞみ号は全席指定席です。後続ののぞみに乗る場合は、立ちっぱなしでの乗車を余儀なくされます。ひかりやこだまの自由席に座る選択肢はあるものの、ただでさえのぞみが全席指定で自由席自体が少ないため、座れるかどうかは運次第です。
 
後続列車の指定席に座る場合は、新たに指定席特急券を買い直さなければなりません。指定席特急券と自由席特急券の差額を払えばよい、というわけではない点に注意が必要です。
 

早期予約割引きっぷなどは特急券が無効になる

JR各社が用意する早期割引で購入したきっぷの場合、乗り遅れた場合は特急券が無効となるため注意が必要です。早期割引とは、JR東海やJR西日本の「早特」、JR東日本の「トクだ値」などが該当します。
 
これらのきっぷでは、乗り遅れた場合には後続の新幹線には乗れません。新たに特急券を買って新幹線に乗るか、在来線で移動するかを選ぶことになります。
 

ツアーで予約したものの中には乗車券が無効になるものも