中学生の娘が「コンタクトレンズにしたい」と言っています。中学生からコンタクトをつけても大丈夫なのでしょうか? お金がかかるのでできればメガネで我慢して欲しいです……。
昔と比べると近視になる子どもが増加しており、メガネとコンタクトレンズのどちらを使用させればよいのか悩む保護者も多いのではないでしょうか。中学生からコンタクトレンズを使用してもよいのか、トラブルはないかなどの不安も数多くあります。   そこで本記事では、子どもは何歳からコンタクトレンズを使用できるのか、コンタクトレンズとメガネのコストを比較しました。これから初めてコンタクトレンズを購入しようと検討している方は、ぜひ参考にしてください。

子どもは何歳からコンタクトレンズを使用できる?

先に結論を述べてしまえば、コンタクトレンズの使用に関して年齢制限は設けられていません。したがって、眼科で診察を行い医師と家族が大丈夫だと判断をすれば、中学生でも使用可能です。
 
ただし、一般的には小学生のコンタクトレンズ使用は推奨されておらず、中学生からが望ましいといわれています。

 

裸眼視力0.1未満の子どもが年々増加している

文部科学省「令和5年度学校保健統計」によると、裸眼視力0.1未満の子どもの割合は学年が上がるごとに高くなっていることが分かりました。小学校で3割を超え、中学校では約6割、高等学校だと約7割近くとなります。
 
視力が悪ければ授業中の黒板の文字も見えづらくなるため、早めの対策が必要です。

 

コンタクトレンズにかかる費用はいくらくらい?

コンタクトレンズはレンズ本体以外にも眼科での検査やケア用品など、安全に使用するために数多くの費用がかかります。不適切な使用をすれば最悪失明のリスクもあるため、コンタクトレンズの正しい知識を身につける必要があるでしょう。
 
コンタクトレンズにかかる費用はいくらくらいなのか、メガネとコンタクトレンズのコスト比較などを見ていきましょう。

 

眼科の検査費用

コンタクトレンズは高度管理医療機器といわれる製品であり、使用をするには医師の判断が必要です。使用方法を守らない、不衛生なコンタクトレンズを使用するなどをすると、感染症や炎症を引き起こすリスクがあります。
 
コンタクトレンズを使用する際に、眼科でかかる検査費用は約1500~3000円です。目の健康状態や視力が変わっていないかどうかを診てもらうためにも、定期的に検査を受けることが重要です。