中田といえば、現在の活動の中心はチャンネル登録者数540万人を超えるYouTubeチャンネルの運営だが、芸能記者は明かす。

「中田は2020年12月に『松本批判』をキッカケに古巣の吉本興業を退社したと言われており、その後も23年5月に松本が漫才のショーレースの審査員を独占しているとYouTubeで批判して大炎上するなど、松本とは因縁浅からぬ仲です。近年、テレビ露出は激減している中田ですが、自身のオンラインサロン『PROGRESS』には5000人以上の会員がおり、コアなファンにとってカリスマ的な存在となっている。そんな中、今回松本が示唆した計画が中田のビジネスモデルと根本的に似通っているため、ネットでは『要するにサロンってことやろ』、『完全に中田コース』と揶揄する声も散見されます」

 松本が不在だった昨年の『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)では、新たに加わったかまいたちの山内健司ら中堅芸人たちの的確な審査ぶりが称賛され、視聴率的にもほとんど影響がなかった。

 そのことから、「松本頼み」の状況に一石を投じた中田の提言はある意味、的を射ていたのかもしれない。

 松本の独自プラットフォームを通じた活動には期待の声もあるが、“天敵”の後輩芸人と同様に今後はテレビから遠ざかっていくのだろうか。

(取材・文=サイゾーオンライン編集部)