日本の「伝統的酒造り」がユネスコ無形文化遺産に登録された。これを受け、福岡市中央区渡辺通にある「ホテルニューオータニ博多」では、ユネスコ無形文化遺産への登録を記念して日本酒のフェア「IWCチャンピオン・サケ フェア」が行われている。期間は1月31日(金)まで。ホテル館内の全レストランで、世界的に誉ある「IWCチャンピオン・サケ」の称号を受賞した日本酒が楽しめるチャンスだ。
世界的に名誉な称号、IWCのチャンピオン・サケ
IWC(International Wine Challenge)は、毎年4月にイギリス ロンドンで開催される世界最大規模の酒類コンペティションだ。IWCに「SAKE部門」が誕生したのは2007年。以来、SAKE部門の受賞酒は国内外で注目され、IWCは日本酒の海外進出における重要なイベントとして、その評価を高めてきた。
2024年のSAKE部門は「普通酒」「純米酒」「純米吟醸酒」「純米大吟醸酒」「本醸造酒」「吟醸酒」「大吟醸酒」「スパークリング」「古酒」「熟成」の10カテゴリーに分けられ、それぞれの部門でブラインドテイスティングによる審査が行われる。4段階評価のうち、最も高い「ゴールドメダル」を獲得した出品酒の中で、特に優れたものに「トロフィー」が与えられ、その中の1点に、SAKE部門の最高賞として「チャンピオンサケ」の称号が与えられる。(※)
「IWCチャンピオン・サケ フェア」に登場する5本
今回の「IWCチャンピオン・サケ フェア」には、IWCで「チャンピオン・サケ」の称号を見事手にした日本酒のうち、千々和エグゼクティブシェフソムリエが厳選した5本の日本酒が登場する。日本酒に関心を持ち、魅力が再発見できる機会となりそうだ。
鶴乃里 純米酒 5BY/菊姫(2007年受賞)
「鶴乃里 純米酒 5BY/菊姫(2007年受賞)」の原料となる米は兵庫県の特A地区、三木市吉川町産の山田錦を100%使用。純米酒らしい旨みを追求するため、精米歩合は65%、山廃酒母、特注の発酵タンクで 細かく温度管理され醸された純米酒。濃醇旨口。