▼「エアコン」の電気代と、灯油ストーブの「灯油代」は1ヶ月でいくらかかる? それぞれの費用を試算
煙や臭いを規制する法律や条例はない
結論からいうと、薪ストーブから発生する煙や臭いを取り締まる法律は制定されていません。環境省が取り締まりを実施している大気汚染防止法悪臭防止法などは、工場や事業所から発生する煙や臭いに対する法律であり、薪ストーブの煙や臭いについては認められていないのです。そのため、薪ストーブによる煙や臭いに対しては、個人での話し合いや和解が求められます。
煙の原因
ここからは、薪ストーブから煙が発生する原因と理由についてみていきましょう。
薪の水分が多い
煙の原因のひとつは、薪に含まれる水分量の多さだといわれています。薪に含まれる水分量が多いほど不完全燃焼が起こりやすくなり、結果煙と臭いが出やすくなるのです。
完全燃焼とは
煙の原因のひとつは、薪が完全燃焼されないことで発生する一酸化炭素やガスだとされています。薪を燃やす際に水分量が多い薪や温度の上昇が不十分なストーブを使用すると、酸素が足りず、一酸化炭素やガスが発生する不完全燃焼と呼ばれる現象が起きるのです。一酸化炭素やガスは煙の素となり、不完全燃焼が起きることで煙の発生が促されます。
煙の対策方法
薪ストーブ使用時に発生する煙を防ぐ方法として、ストーブによる対策と薪の組み方による対策が挙げられます。ストーブによる対策は費用がかかるため、自分に適した方法で対策を行いましょう。