無職の人がもらえる手当は、どの手当も受給できる期間が決まっています。そのため、手当が支給されるからといって気軽に退職しても問題ないだろうと考えるのは大変危険です。
 
どの手当も、一時的に生活をつなぐための手当であることを忘れてはなりません。社会復帰することを踏まえた上で手当を受給しましょう。
 

不正受給をしてはいけない

無職の人たちが各種手当を不正受給していることが判明した場合、手当の支給が停止されるだけでなく、それまで不正に受給した額の3倍の額を納付を命じられる可能性があります。
 
基本手当を受給している期間中は、職員による家庭訪問やインターネット上でパトロールが実施されており、不正受給している事実は知られてしまうといわれています。一度不正受給を行えば、二度と手当を受給できなくなることも考えられるでしょう。
 
不正受給をせず、一日でも早く社会復帰できるよう準備を進めてください。
 

手当をもらうとリセットされる

基本手当の受給条件の一つに、「受給する直近2年間において1年以上働いている」という条件があります。しかし、一度基本手当を受給すると、この就労期間はリセットされるため注意が必要だとされているのです。
 
基本手当は、次の就職先を見つけるまでの生活をつなぐ資金であり、失業して基本手当を連続して受給することはできないと覚えておきましょう。
 

計画的に転職活動を進める

手当を受給できる期間は決まっているので、計画的に転職活動を進めることが大切です。ハローワークや就職支援センターなどの就職支援窓口に相談をしたり、求人サイトに登録したりして、興味のある仕事を探してみてください。
 
また、新しいスキルを身に付けたいと考えている人は、職業訓練を受講して、次の仕事を見つけるのもよいでしょう。
 

次の就職先を見つけるまでの間に手当や給付金を受給しましょう