「無職期間の生活を支えてくれる制度」にはどんなものがある? 詳細を解説
仕事がつらくて、転職先を見つける前に退職を決める人も少なくないでしょう。しかし、退職後の生活を考えると、収入が途絶えてしまうことに不安を感じる人も多いはずです。   そこで今回は、転職先を決める前に退職した人たちの無職期間を支えるための制度について紹介します。退職後の生活に漠然とした不安を感じている人は、ぜひ参考にしてください。

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無職期間中にもらえる手当

無職の期間中にもらえる手当や給付金には、「基本手当」と「職業訓練受講手当」があります。ここでは、それぞれの手当について分かりやすく解説します。
 

基本手当(失業手当)

厚生労働省によると、基本手当(失業手当)とは「求職者の失業中の生活の安定を図りつつ、求職活動を容易にすることを目的とし、被保険者であった方が離職した場合において、働く意思と能力を有し、求職活動を行っているにもかかわらず、就職できない場合に支給されるもの」とされています。
 
働いている間に一定期間にわたって雇用保険料を納めていれば、失業して無収入の状態となったとしても、基本手当が受け取れるのです。
 
基本手当を受け取る条件は、「失業状態にあること」、そして「雇用保険に一定期間加入していること」です。なお、給付日数に関しては、離職理由によっても変動するため、どの程度基本手当を受け取れるかは事前に確認する必要があります。
 

職業訓練受講手当

職業訓練受講手当とは、再就職や転職、スキルアップを目指す人が求職者支援制度を利用する際に受けられる給付金のことです。離職して雇用保険を受給できない人や収入が一定額以下の在職者の人を対象に、月10万円の生活支援の給付金を支給しながら、無料の職業訓練を受講できます。
 

無職の人が手当をもらう際の注意点

無職の人が手当をもらう際に注意すべきポイントをまとめて紹介します。
 

もらえる期間が決まっている