長さ別かんざしの使い方
ここからはロングヘア、ミディアムヘア、ボブヘアに分けて、それぞれかんざしを使ったヘアスタイルを紹介していきます。
ロングヘアとは文字通り長い髪の毛のことです。ミディアムヘアとは、主に肩のあたりまでの長さのヘアスタイルのことです。ボブヘアは種類が多いですが、おもに肩口あたりで切りそろえられたヘアスタイルのことを指します。
ロングヘア
ロングヘアの人で一番かんざしが映えるヘアスタイルは、やはりアップヘアではないでしょうか。片側に寄せてアップヘアにしてもかわいいですし、後ろで夜会巻きのようにしてもおしゃれです。髪の量が多い人は、かんざしのみで留めるのは難しい場合があります。
なのでヘアゴムなどで先にアップヘアにしてからかんざしを挿すといいですよ。挿し方はかんざしの種類にもよりますが、好みで挿しても問題ありません。
ミディアム
ミディアムヘアの人は、ハーフアップやお団子ヘアがおすすめです。ミディアムだと髪の長さが中途半端だと感じる人も多く、つまり伸ばしかけの人も多いです。なので下ろしっぱなしにしている人も多いでしょう。
あえてお団子ヘアやハーフアップにすることで普段と違う印象を与えることができます。そこにかんざしを挿せば魅力度アップ間違いなしです。
ボブ
ボブヘアは、低い位置でのお団子ヘアか、ハーフアップがおすすめです。片側だけねじって留めてもかわいいですね。ミディアムヘア同様、普段は髪の毛を下ろしていることが多いですね。
下ろしてこそのボブヘアなので当然です。なのでイベント時や、普段でもちょっとしたときにこなれたかんざしハーフアップをすると、ひと味違ったかわいらしいボブヘアが楽しめますよ。
かんざしの種類と使い方・付け方・挿し方
かんざしにはさまざまな種類、そしてそれにあった使い方や付け方があります。詳しい付け方や挿し方は次の項目で説明しますが、ここでは一本軸、二本軸、トンボ玉の種類別の簡単な説明をしていきます。
一本軸
かんざしは大きく分けると一本軸と二本軸に分類されます。一本軸とはその名の通り棒の先が分かれたりせず、一本のかんざしを指します。一本軸のかんざしは、棒の部分に髪の毛を巻き付けて留めることもできれば、完成したヘアスタイルに挿して髪飾りとしての役割も果たしてくれます。
挿し方も特にルールはないので簡単です。しかし見ての通り一本軸なので、挿すだけでは落ちてしまう可能性があります。
二本軸(二股かんざし)
二本軸とは、一本軸と違い、先端が二又に分かれているかんざしを挿します。二又になっているので髪飾りとして優秀で落ちにくいですが、その分割れやすいといった難点があります。
なので一本軸のように髪の毛を巻き付けて留めるという使い方はできません。まとめた髪の毛に髪飾りとして挿す、という使い方や付け方がベストです。
玉かんざし
玉かんざしといってもあまり分からないかもしれませんが、トンボ玉といえばピンとくる人もいるのではないでしょうか。
かんざしの中でもっともポピュラーなもので、一本軸の頭部分にガラス玉などがついたシンプルなかんざしのことです。玉かんざしの使い方・付け方としては、髪留めとして使われるのが一般的です。
つまみかんざし
つまみかんざしとは、花かんざしと言われているもので、花などの模様をかたどったデザインのものを差します。ベッコウやガラス玉ではなく、布で作られているのも特徴です。
繊細な作りに人気があり、成人式や七五三でもよくみかけます。挿し方は髪留めとしてえはなく、髪飾りとして挿すように留めるのが一般的です。
かんざしの使い方は?
ここからはかんざしの使い方を紹介していきます。髪の毛に使うのはもちろん、インテリアとしても優秀です。さまざまな種類があるので集めてみてもいいですね。ヘアスタイルや気分に合わせて使うかんざしを変えるのも楽しみ方のひとつです。
使い方①ヘアアレンジに
通常の使い方である、髪の毛に使う方法です。アップヘアに使ってもいいですし、片側だけねじって留めた部分に挿してもかわいいです。
挿し方は飾りが見えるように挿すだけなのでとても簡単です。着物や浴衣はもちろんですが、洋服に合わせて洋風の飾りがついているかんざしを使ってもおしゃれですよ。
使い方②インテリアとしても!
せっかくかんざしを買ってもそのままにしておくのはもったいないですね。集めれば集めるほど飾りたくなるのではないでしょうか。
カップなどに入れてインテリアとしてかんざしを使えば、髪飾り以外の使い方もあります。元々挿して使うものなので、挿し方を工夫してかんざしの生け花を楽しむこともできるかも?
かんざしの付け方は?
一見難しそうなかんざしの付け方ですが、簡単につけることが可能です。ここでは一本軸での挿し方、付け方を紹介していきます。髪の毛の量によってはうまくいかない人もいるかもしれませんが、ハーフアップにしたりして諦めずに挑戦しましょう。
付け方①
通常のアップヘアでもハーフアップでも、まずはかんざしで留めたい部分の髪を時計回りにねじりましょう。2回くらいぐるぐるとねじるのがベストです。短くて難しい人は、他の部分から髪の毛を集めます。それでも難しければ、1回と半回転くらいまで挑戦しましょう。
付け方②
ねじった部分の髪の毛を持ったまま、ねじった部分の根元に縦にかんざしをさしこみます。挿し方としては、頭皮に近すぎるとこの後ねじるときに痛みがあるので、適度に調節しましょう。そのままねじった部分の髪の毛は持ったまま、かんざしを時計回りに1.2回回転させます。
付け方③
その後、そのかんざしを再びさしこみます。挿し方は地肌に沿うようにしましょう。これで完成です。髪が短すぎたり、頭皮に近すぎる部分にかんざしをさしてしまうと、髪が引っ張られて痛みを伴う場合があるので、何度も練習してどの部分がベストなのかを見極めましょう。
付け方と使い方をマスターしたら
はじめはなかなかうまくいかないことが多いと思います。なのではじめはかんざしを挿したい部分をヘアゴムでひとつにまとめてから挑戦してみてもいいですね。
その後、自分にあったかんざしの挿し方をマスターしたら、ヘアゴムなしで挑戦します。きちんとできればヘアゴムなしでもきれいにまとめ髪が完成します。
かんざしの付け方や使い方がうまくいかない…そんなときは
それでも挿し方もよく分からないし、使い方もうまくならない!かんざし無理!と言う人は、かんざし風のヘアアクセサリーのマジェステがおすすめです。マジェステとは、くくった髪の毛に棒の部分を挿して装飾をつけるという超簡単な画期的アイテムです。
かんざしの使い方をマスターして他と違うおしゃれを♪
いかがだったでしょうか。日本の古き良き文化でもあるかんざし。成人式や夏祭りにだけ使用するのもいいですが、せっかくなので普段使いをしてみてもいいのではないでしょうか。そうすればきっと他と差がつくおしゃれ女子になれちゃいますよ♪