◆この10年、住宅ローンは変動金利で借りるのが当たり前に
25年ほど前までは、住宅を借りるときに借りるローンは長期の固定金利が常識でした。いまなら「フラット35」などでローンを組んだのです。しかし、昭和の終わりから平成生まれの人にとっては、そうした常識はありませんでした。
特にこの10年あまり、住宅ローンは変動金利で借りるのが当たり前の時代になったのです。ほぼ9割の人が金利の低い変動金利でローンを組んでいます。
何しろ変動金利なら年0.3%ですが、35年ものの固定金利だと年1.88%もするのです。もちろんこれに団体信用保険などさまざまなコストが必要ではあるものの、利率だけでみると6倍も違うのです。
例えば、3000万円のローンを組んで、年0.3%の金利なら利息として返すのは年間で約9万円ですが、年1.88%なら56万4000円にもなる。それだけ元本返済に回す部分が減ってしまう計算になります。
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