三代目 J SOUL BROTHERS(以下、三代目JSB)が6度目のドームツアー『三代目 J SOUL BROTHERS PRESENTS 2023“JSB LAND”』(以下、『“JSB LAND”』)を開催した2023年は、90万人もの動員数を記録した。その年最大のダンス&ボーカルグループとしての存在感は堂々たるものである。
2024年開催の7度目のドームツアー『三代目 J SOUL BROTHERS LIVE TOUR 2024“ECHOES OF DUALITY”』(以下、『“ECHOES OF DUALITY”』)東京ドーム公演は、なんと『ニンゲン観察バラエティ モニタリング』(TBS、以下、『モニタリング』)の撮影隊が潜入していたというサプライズで大盛りあがりだった。
つやっつやに仕上がった状態の彼らがさらなる勢いで、デビュー15周年を迎える2025年を駆け抜けようとしている。
イケメン研究をライフワークとする“イケメン・サーチャー”こと、コラムニスト・加賀谷健が、ドームツアーが終わりドームツアーが始まる三代目JSBの15周年に期待を込めて、前人未到のダンス&ボーカルグループを解説する。
◆年の瀬の入り口になる三代目JSBツアー
毎年、年の瀬になると俄然楽しみになってくる。三代目JSBのドームツアーの千秋楽が大抵12月下旬に置かれ、年の瀬の入り口になるからだ。年によっては、追加公演や特別興行を開催してクリスマスシーズンを一気に駆け抜ける。
三代目JSBのツアーがある年は、筆者も必ずドームに駆けつける。2021年に開催された5度目のドームツアー『三代目 J SOUL BROTHERS LIVE TOUR 2021“THIS IS JSB”』千秋楽公演(福岡)は、昨日のことのように目に焼きついている。1日遅れのクリスマスでもさりげなく祝う演出に心がとろけてしまったのだ。