ジェルネイルに爪切りは使える?理由も

①ジェルネイルの爪切りはNG

結論から言うと、ジェルネイルに爪切りを使用するのはNGとなります。ジェルネイルは、紫外線などで樹脂を硬化させることで、爪先をおしゃれに彩るアイテムです。通常のマニキュアよりも丈夫で、つややかな状態が長持ちすることが特徴です。しかし、丈夫であることが、爪切りを使ううえでの障害となります。

ジェルネイルを施した爪に爪切りを使うということは、爪を折るようにカットしてしまうことになります。折れたような状態になると、カットしたときの衝撃も大きく、爪やジェルネイルに負担もかかります。

ジェルネイルは、3~4週間は綺麗な状態をキープし続けますが、その間に爪はどんどん伸びていきます。ジェルネイルを施したばかりのときと比較すると、2cmほどは伸びている計算になります。長くなった爪は、爪切りで切ってしまいたくなりますが、負担を考えてグッと我慢してくださいね。

②トラブルの原因になることが理由

ジェルネイルに爪切りの使用がNGなのは、トラブルの原因になることが理由です。ジェルネイルで丈夫になっている爪に爪切りを使うと、大きな衝撃を与えてしまいます。その結果、ジェルが割れたり、自爪が割れたりする可能性が出てきます。爪の一部が剥がれる、二枚爪にもなりやくなります。

また、ジェルと自爪の間に隙間が生じて、菌が入り込む可能性もあります。隙間に入り込んだ菌が中で繁殖すると、爪が緑に変色する「グリーンネイル」の原因にもなりかねません。ジェルネイルをした爪を健康に保つには、トラブルの原因となる爪切りの使用を控えるのが一番です。

ジェルネイルの爪切りのトラブル一覧

  • 自爪が割れる可能性がある
  • ジェルが割れる可能性がある
  • 二枚爪になりやすくなる
  • グリーンネイルになりやすくなる

③フットジェルネイルでも同様

フットジェルネイルを施した場合でも、ジェルネイルと同じ理由で、爪切りの使用はNGとなります。足の爪だからといって、トラブルの原因となる理由からは逃げられないのですね。足の爪も手と同様、健康を保つために爪切りの使用を控えるようにしましょう。

爪切り以外でジェルネイルを短くしたいときの対処法

①ネイルファイルで対処する

ジェルネイルを爪切り以外で短くしたいときは、ネイルファイルを使った対処法が良いでしょう。切るのではなく、爪やすりで丁寧に擦って短くする方法です。爪とジェルの間に隙間が生まれる可能性が低くなるので、おすすめの対処法の一つになります。

下記の道具と対処法を参考に、挑戦してみましょう。ただし、あくまで可能性を低くするだけなので注意してくださいね。場合によってはジェルが中浮きしてしまうこともあります。隙間が生じてしまった場合は、ジェルオフしてしまった方が無難です。

道具

  • ネイルファイル(150グリッド)
  • ネイルファイル(180グリッド)
  • ベースジェルネイル
  • トップジェルネイル

対処法

  • ネイルファイル(150グリッド)で爪先を短くします。
  • ネイルファイル(180グリッド)で削った部分のキメを整えます。
  • ジェルが中浮きしていないか確認します。
  • 問題がなければベースジェルネイルを塗りましょう。
  • トップジェルネイルも施して削った爪先を保護します。

②ネイルサロンで対処する

爪切りを使わずにジェルネイルを短くするなら、ネイルサロンを利用するのが最も確実な対処法になります。気になる爪の長さの調整も、伸びてしまった爪の付け根部分の補正も、しっかりと対応してくれることが理由です。

ネイルサロンの料金が必要になりますが、爪を綺麗に保つのにおすすめです。伸びてしまった爪が気になり始めたら、ネイルサロンで対処しましょう。

ジェルネイルを長持ちさせるアイデアやお手入れ方法は?

①ジェルネイルのデザインを工夫する

ジェルネイルを長持ちさせるためには、デザインを工夫すると良いでしょう。爪を切りたくなる衝動を押さえる、おすすめの方法です。爪を切りたくなる理由の一つに、根本から伸びてきた爪が、ジェルネイルの下から見えることが挙げられます。見える部分が多くなればなるほど、爪の長さが気になってしまいます。

長さが気になる方は、根本部分をあらかじめクリアにしておく、グラデーションまたはフレンチといったデザインにしておくと良いでしょう。爪が伸びても根本部分が目立ちにくいので、ジェルネイルを長持ちさせるのにおすすめのデザインです。

②伸びた部分にトップコートを塗る

ジェルネイルを長持ちさせるために、根本の伸びた部分にトップコートを塗るのもありです。デザインを工夫する方法と同じように、根本部分が目立たたなくなるので、切りたい衝動を押さえて長持ちさせるのに役立ちます。

また、トップコートにはジェルの浮きを抑える効果もあります。週に1回ほどを目安にトップコートでお手入れすると良いでしょう。

③長時間水に浸けることを避ける

ジェルネイルには、水に弱いという弱点があります。そのため、水仕事などで頻繁に水に浸すと、剥がれやすくなってしまいます。水仕事の際は、ゴム手袋を使用してジェルネイルを保護しましょう。お風呂に入るときも、できるだけ湯船の中に指先を入れないように注意してくださいね。

④定期的に保湿する

手や爪を定期的に保湿することも、ジェルネイルの長持ちに繋がります。乾燥させてしまうと、ジェルと爪の密着度が悪くなってしまうことが理由です。ジェルネイルは乾燥にも弱いのですね。とくに、甘皮の部分を重点的にお手入れするよう意識すると良いですよ。ハンドクリームやネイルオイルを利用して、潤いを保ちましょう。