設備やサービスが充実している点もグリーン車の魅力の一つです。列車によって異なるものの、おしぼりの提供やブランケットの貸し出し、座席に備え付けられた雑誌など、リラックスできるサービスが充実しています。
 
また、足元にフットレスト(足置き)が設置されていたり、リクライニングシートの角度が普通車よりも深かったりするなど、長時間の移動でも疲れにくい設計が特徴です。さらに、グリーン車は全席にモバイル用のコンセントが設置されており、移動中でもデバイスの充電をしながら仕事や趣味の時間を有意義に過ごせるでしょう。
 

グリーン車のほうが料金が高い

グリーン車を利用するためには、通常の乗車券に加えて「グリーン券」が必要です。グリーン券の料金(グリーン料金)は、実際に乗車する区間の距離によって決まります。例えば、東海道新幹線の場合、乗車距離に応じて表1のようにグリーン料金が設定されています。
 
表1

乗車距離 グリーン料金
100kmまで 1300円
200kmまで 2800円
400kmまで 4190円
600kmまで 5400円
800kmまで 6600円
801km以上 7790円

出典:東海旅客鉄道株式会社(JR東海)「グリーン券 特急・急行のグリーン券」より筆者作成
 
グリーン車の料金は距離によって異なりますが、普通車よりも高額です。しかし、料金に見合った快適さやサービスが提供されるため、長距離移動時にグリーン車を選ぶ人も多くいるようです。
 

間違えてグリーン車を利用してしまったとき請求が発生するかは状況による

グリーン車に誤って乗車してしまった場合、料金を請求されるかどうかは状況により異なります。すぐに別の車両に移動すれば追加料金の支払いを避けられる可能性が高いですが、そのまま乗車し続けていると料金を支払わなければならない場合があるため注意しましょう。
 
グリーン車の座席配置やサービスは普通車とは異なるため、追加料金の支払いが必要です。グリーン車の利用にあたっては、事前に料金やルールを把握し、万が一、誤乗した場合にも冷静に対応することが大切です。
 

出典