▼新幹線で1人で「2席分」の購入はNGなの? 規則を確認
グリーン車料金が請求されるかどうかは状況による
新幹線のグリーン車に誤って乗ってしまった場合、その後の対応次第で追加料金が発生するかどうかが変わることが考えられます。間違いに気づいてすぐに車両を移動すれば、グリーン車料金を請求されることは少ないでしょう。車掌に誤って乗ってしまったことを報告すれば、柔軟に対応してくれると考えられます。
一方、間違いに気づかずそのままグリーン車に乗車し続けた場合、料金を請求される可能性は高くなるでしょう。なお、グリーン車には特別な料金が発生し、座席に座っていなくても、車両にいるだけでグリーン料金が発生します。グリーン車のデッキや通路で立ち乗りをしている場合でも、グリーン車料金は必要です。
グリーン車の利用には明確なルールが存在しますが、車掌の判断に委ねられる部分もあります。車掌の対応は、そのときの状況によると理解しておくといいでしょう。車掌が柔軟に対応してくれる場合もあれば、ルールに基づいて料金を請求されることもあります。
普通車とグリーン車の違い
新幹線には、「普通車」に加え、追加料金を支払うことで乗れる「グリーン車」があります。それぞれの車両は、座席配置や設備、サービスが異なり、グリーン車は普通車よりも快適な空間を提供しているのが特徴です。ここでは、普通車とグリーン車の違いを紹介します。
グリーン車は一列の座席数が4席
グリーン車と普通車の大きな違いは座席の配置です。普通車は通路を挟んで2人掛けと3人掛けの座席が並ぶ配置が一般的ですが、グリーン車は2人掛けの座席が並び、1列の座席数が4席です。座席数が少ない分、一つの席が広く、座席間のゆとりもあります。
また、シートピッチ(座席の前後の間隔)は、普通車の1040mmに対してグリーン車は1160mmと12cmほど広いため、より快適に座れるでしょう。グリーン車では、長時間の移動でもストレスを感じにくい空間が提供されています。