国税庁長官官房企画課の「令和5年分 民間給与実態統計調査」によると、給与所得者の一人当たりの平均給与は460万円であることが分かります。
単純計算すると、平均月給は約38万3000円です。
公務員として働くメリット
ここでは、公務員として働くメリットを3つ紹介します。
安定した収入を得られる
公務員として働く大きなメリットの一つは、収入の安定性です。民間企業の給与は、景気や業績に応じて変動することが多く、平均年収は460万円前後を推移しています。一方、公務員は経済状況に影響されにくく、安定した収入が確保されているのです。平均年収は600万円台中盤で、職務や階級に応じた手当も支給されるため、経済的な安心感が得られる職業といえます。
ボーナスや退職金のボリュームが大きい
公務員のもう一つの大きな魅力は、ボーナスや退職金が充実している点です。一般的にボーナスは年間4.5ヶ月分程度が夏と冬の2回に分けて支給されます。景気動向による金額の調整はあるものの、大幅に減少するケースは少なく、地方公務員と国家公務員の間でも大きな差はありません。
退職金は勤続年数と最終的な役職に応じて決まります。役職によっては退職金が1000万円を超えることもあり、老後の生活はゆとりのあるものになるでしょう。
職種の幅が広い
公務員には、幅広い分野の職種がそろっています。行政や教育、警察、消防、医療などの多様な選択肢があり、自分の興味や適性に合った仕事を見つけやすいのが特徴です。また、国家公務員と地方公務員の両方を受験することが可能である一方、自分の関心に合わせてどちらかを受験することも可能です。
受験の過程では、自分の適性や興味を見直しながら、最適な職種を選べる柔軟性もあります。こうした幅広い選択肢が、公務員の職業の魅力を高めています。多岐にわたる職種の中から、自分の適性や希望に合った職場を見つけられる可能性が高いことは、公務員の大きなメリットといえるでしょう。