誰もいないように感じる道でも、ウインカーを出す必要があります。
 
実際に「誰もいない」かどうかは、目に見える範囲だけでは判断できません。例えば、死角にいる車両や歩行者、自転車などは運転席から見えにくい場合があります。ウインカーで合図することで、自分の車の進行方向をしっかりと伝えられます。
 
「誰もいないから大丈夫」という考えは、慣れによる油断ともいえます。ウインカーは状況を問わず、必要な場面で必ず使うようにしましょう。
 

事故を防ぐためにウインカーを必ず使おう

ウインカーは、運転中に自分の車がどのように動くのかを周囲に知らせる重要なサインです。出し忘れると「合図不履行違反」、消し忘れると「合図制限違反」となり、反則金6000円や違反点数1点が科されます。
 
反則金などを科されないようにする意識は大切ですが、それ以上に大切なのは、ウインカーを使うことで事故を未然に防ぐことです。たとえ周囲に誰もいないように見える場面でも、死角にほかの車両や歩行者がいる可能性は否定できません。どのような場面でもウインカーを正しく使い、安全運転を心がけましょう。
 

出典

e-Gov法令検索 道路交通法
警視庁 反則行為の種別及び反則金一覧表
警視庁 交通違反の点数一覧表
 
執筆者:山田麻耶
FP2級

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