▼「3人目3万円」に思わぬ落とし穴! 2024年12月に前倒しになった「児童手当拡充」の注意点
子どもが1人増えても費用が倍になるわけではない
子どもが1人増えると、教育費や生活費が増えるのは事実です。しかし、全ての費用が単純に2倍、3倍になるわけではありません。
例えば、子どもが増えたからといって必ずしも大きな家に引っ越すわけではないでしょう。家賃や住居費が倍増するとは限りません。
また、ベビーベッドやチャイルドシートなどは1つあれば2人目、3人目でも使えることも多くあります。服や食器類なども上の子が使っていたものを下の子が使ったり、勉強の道具を使いまわしたりすることもあるでしょう。
国からの補助が「3人目」から充実する
国からの補助については、子どもが3人いることにより、1人目、2人目よりも拡大されるものがあります。いくつか見ていきましょう。
児童手当の増額
児童手当は、子どもが2人までと3人目以降で支給額が変わります。1人目・2人目に対しては、3歳未満は月額1万5000円、3歳から高校生年代までは月額1万円です。
一方、3人目以降では高校生年代まで一律して月額3万円受け取れます。
児童手当を子どもが3歳未満は36ヶ月(3年間)、3歳以上から高校生年代までは180ヶ月(15年間)受給したとすると、2人目までと3人目以降で受け取れる児童手当の総額は次のとおりです。