子どもも一緒なのであまり揉めたくなかったそうですが、今回使用していたテントは新しく購入したばかりのもので、初張りだったこともあり余計に悲しい気持ちになったそうです。
「キャンプ場側はもちろんこういったトラブルには関与してくれないので、その日は泣く泣く破れたテントにビニールテープを張ってみたのですが、テープでは破れた部分をしっかり覆えず、仕方なくそのまま就寝しました。
子どもたちも『新しいテントなのにね……』ととても悲しそうにしていて。しかも夜中に運悪く大雨が降り『雨が入ってきて寝れない』と子どもに起こされ、その日は車内で寝る羽目に……」
◆朝になると隣のキャンパーが居ない!?
「朝6時くらいに目覚めて、『やっぱり弁償してもらおう』と夫と話して外に出てみると、すでに隣のサイトにはキャンパー達の姿はなく、朝にはもう荷物を撤去して帰っていたんです。謝罪の言葉も一度もなく、我が家のテントはビリビリになり、本当にやりきれない思いになりました」
今回の経験を経て、悔しい、悲しいといった気持ちはもちろん、「いつ自分達が加害者になるか分からないと思うから、気をつけようという気持ちになった」といいます。
その後、破れたテントは補修テープを使用し、なんとか使用できるまでには修復できたそうですが、苦い思い出となってしまいました。多くの人が利用するキャンプ場。周囲へ迷惑をかけないようにする意識は忘れずに楽しみたいですね。
<文/鈴木風香 イラスト/魚田コットン>
【鈴木風香】
フリーライター・記者。ファッション・美容の専門学校を卒業後、アパレル企業にて勤務。息子2人の出産を経てライターとして活動を開始。ママ目線での情報をお届け。Instagram:@yuyz.mama