エアコンで部屋が乾燥するので「加湿器」を使いたい! 1日8時間で「電気代」はいくらかかる?「気化式・超音波式・スチーム式・ハイブリッド式」を比較
寒い冬、エアコンを使用しているとどうしても部屋が乾燥しがちです。乾燥は肌や喉の不調を引き起こすだけでなく、風邪やインフルエンザなどのウイルスが活性化しやすい環境を作ってしまいます。できるのであれば、加湿器を使って乾燥を防ぎたいところでしょう。   しかし、加湿の重要性は分かっていても、電気代が気になって加湿器の導入に慎重になる人もいるかもしれません。本記事では、加湿器の種類ごとの電気代や節約方法について解説します。

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冬に加湿器を使うメリットは

加湿器を使う最大のメリットは、室内の湿度を適切なレベルに保つことで、健康をサポートできる点です。
 
厚生労働省は、「空気が乾燥すると、気道粘膜の防御機能が低下し、インフルエンザにかかりやすくなるため、特に乾燥しやすい室内では、加湿器などを使って適切な湿度(50~60%)を保つこともインフルエンザの感染予防に効果的」としています。湿度を上げ、乾燥を防ぐことは感染症予防につながるわけです。
 
また、湿度を上げると体感温度が上がるというメリットもあります。
 

加湿器の電気代は種類によって大きく異なる

加湿器にはさまざまな種類があり、それぞれ消費電力が異なります。消費電力が8ワット程度で済む気化式から、500ワットのスチーム式まで大きく差があるため、どのタイプのものを使うかが電気代に大きく影響するのです。
 
電気代は「消費電力(ワット)÷1000(キロワットに変換)×使用時間×1キロワットアワーあたりの電気料金単価」で計算できます。電力料金単価を全国家庭電気製品公正取引協議会が目安として定めている1キロワットアワーあたり31円として、タイプごとの1ヶ月(1日8時間×30日=240時間)あたりの電気料金を計算しました。結果は以下の通りです。