リハ・イノベーションは、視機能から身体機能の向上を目指す専門眼鏡店「ヴァルハラメガネ」を1月中旬に北海道札幌市内にオープン。個人の目の特徴に最適なレンズ「イノチグラス」を新サービスとして導入する予定だ。
個々のニーズに基づいた見え方の工夫を導入
リハ・イノベーションは、これまで訪問看護や通所介護、保育所等訪問支援を通じて、高齢者や乳幼児の身体バランスや生活上の困りごとに触れる機会が多くあった。その中で、視力の数値だけではなく、それぞれの「見え方」が生活や身体の動きや姿勢、さらには心の安定にどれほど影響を及ぼすかを重視する必要性を実感。この課題に応えるため、個々のニーズに基づいた見え方の工夫を導入しようと検討していた。
「目」は、よく見える・見えないといった「視力」だけに関わるものではなく、全身のバランスや心にまで影響を与えてしまう、とても重要な臓器。リハ・イノベーションは、目と体と心の関係について独自の研究を重ねる中で、視力を上げるためだけでなく、人のことを真剣に考えたあたらしいメガネ「イノチグラス」に到達した。
その人に合ったメガネの製作を実現
「ヴァルハラメガネ」は、大分県豊後大野市に本社を構えるInnochiが手がけた「イノチグラス」を新サービスとして提供する予定の眼鏡店であり、あらゆる人々が快適で安心できる視界を手に入れることで、生活の質を高めることを目指している。この挑戦は、両眼視機能の新しいスタンダードを築くと同時に、幅広い世代に明るい未来を届ける可能性を秘めている。
「イノチグラス」は、眩しさや2重に見える複視、モノが歪んで見えるなどの症状を、両眼視(両眼の使い方)を通して細かな測定を行い、その人に合ったメガネの製作を実現するもの。左右の目の屈折度(遠視、近視、乱視)に大きな差がある状態の「不同視」や、効き目を過度に使用していたりレンズ度数が強く矯正されていたりすること(特に乱視)などから生じる、めまいや頭痛、眼精疲労にもフォーカスを当てたメガネを製作する。