また、同調査によると、「お年玉は相手が何歳になるまであげますか?」の質問に対しては、「高校生まで」と回答した人が41.9%で最多を占めています。
 
内訳は表2の通りです。
 
表2

小学生まで 4.2%
中学生まで 8.6%
高校生まで 41.9%
大学生・専門学生まで 38.2%
社会人以上 5.5%
お年玉はあげない 1.6%

出典:株式会社ウェブクルー MoneyFix「【2024年】お年玉の相場はいくらが多い?何歳から何歳まであげる?【マネーFix 独自調査】」を基に筆者作成
 
「高校生まで」に次いで多いのは「大学生・専門学生まで」で、38.2%です。つまり、大学卒業や専門学校卒業までに、80%以上の人がお年玉をあげなくなる計算です。
 
上記の年齢でお年玉をやめる背景としては、子どもに稼ぐ能力が備わったことが関係しているのかもしれません。高校を卒業してアルバイトを始めたり、大学を卒業して就職したりすることで、「親の援助は不要」と判断されるためです。
 
上記の点を踏まえると、たとえ高校生であっても、表題のようにアルバイトで収入を得ているのなら、お年玉をやめるケースも考えられるでしょう。
 

高校生へのお年玉は5000円超が60%以上を占める

今回参照したアンケート結果によると、高校生に渡すお年玉の相場で最も割合が多いのは、5001円~1万円以下となっており、5000円以下は4割を切っています。したがって、「高校生でお年玉5000円」という表題の金額は、平均額を下回っていると考えられます。ただし、アルバイトをしている子どもに限定した場合は、分布が変動する可能性もあるでしょう。
 
お年玉を渡す年齢は「高校生まで」が41.9%で最多です。大学生・専門学生までを合わせると80%を上回ることから、子どもに稼ぐ能力が備わったことをきっかけに、お年玉をやめるケースが多いと考えられます。
 

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