ホーンテッドマンションの水晶玉に潜む女性の言葉

水晶玉に浮かぶ女性を見たことはあるでしょうか。
彼女こそ、ホーンテッドマンションのストーリーでは中心人物の一人となっているマダムレオタです。

降霊術師だった彼女は、いまもなお降霊術を続けているのです。

怖い雰囲気を醸し出しながら、美しい衣装で早口で降霊術を唱えています。
呪文を唱え、亡霊たちを呼び集めているのですが、何も知らずにそれを見ているなんて怖いにもほどがありますよね。

館に来る人々を自分たちの世界へと引きずり込もうと、亡霊たちはあの手この手で仕掛けてきます。
どうか誰も亡霊の餌食になりませんように・・・。

ホーンテッドマンションのピアノは亡霊の仕業

誰も弾いていないピアノから音が出ている部屋があります。
このピアノを弾いているのはLudwig Von Baroketch。
彼にもひとつのストーリーがあるのでご紹介します。

彼が生まれたのは1738年のこと。しかし、その後家族は雪崩に巻き込まれ皆死んでしまいます。
その後15歳になるまで、ドイツの作曲家の召使として働いていました。
雇われた家のピアノを使い自ら作曲したことが家主の知るところとなり追い出されてしまったのです。
その後やっと自分を支援してくれる人を見つけたものの、その人は音楽に興味が無く、作曲の方も傑作を生みだすまでにいきません。
その人が亡くなり自分に遺産を残してくれたにもかかわらず、不運を嘆いた彼は酒に溺れるようになってしまったのです。

自分の死期を悟り、再び作曲に取り組むものの、完成前に死神が訪れます。
死神に懇願し13日間の期限を貰います。それは、死神に捧げる曲を作るという条件付きだったのですが、13日後出来上がっていたのは彼自身の曲だけでした。

彼が許しを乞うものの死神は聞き入れず、彼の命を奪った挙句、永遠に死神のための曲を作り続ける呪いをかけたのでした。

ディズニーランドは夢の国、でも怖いストーリーが点在しているのですね。

ホーンテッドマンションの無数の扉の奥に居るのは・・・

無数の扉の奥に居るのは、マダムレオタの子供であるリトルレオタによって閉じ込められた亡霊たち。
リトルレオタの楽しみは、夜中に扉をノックし、怖がる亡霊たちの声を聞くことだといいます。
ディズニーランドという笑顔と笑いに満ち溢れた一角に、恐怖に慄く亡霊たちの声を響かせるのが楽しいのでしょうね。

マダムレオタとリトルレオタにより、亡霊たちは支配し続けられています。
ダンスを踊り続けなければいけない呪いにかけられた亡霊たちは、綺麗な衣装に身をまとったまま亡霊となり、綺麗な衣装や素敵な音楽とは裏腹の恐怖を与えられています。

恐怖はいつまでもいつまでも終焉を迎えられない仕組みになっていたのです。

まとめ

数あるデートスポットの頂点であるディズニーランドの片隅で今も続く恐怖の館、ホーンテッドマンション。
恐怖に陥る仕組みは複雑で、素敵な衣装に目を奪われていると、恐怖は目の前に迫ってきています。

お化け屋敷もデートスポットの定番ですが、デートスポットに怖さを求めるなら、確かにホーンテッドマンションは最適かもしれませんね。

数ある恐怖の仕組みを頭に入れてから出かければ、一層楽しめるはず。
日本一のデートスポットへ、恐怖を求めに行きましょう!