ディズニーで人気のアトラクション「ホーンテッドマンション」。怖がりさんも、ディズニーの空気に飲まれてついつい並んでしまいますよね。このホーンテッドマンションの背景をご存じでしょうか。知られざる怖いストーリーをご紹介!次に行くときは、きっと新たな気持ちで入れる!

ホーンテッドマンションの「真の恐怖」

ディズニーランドは友達と行くのも家族で行くのも楽しく、デートスポットとしては定番ですよね。
様々な楽しいアトラクション、華やかな衣装の中で異彩を放っているのがホーンテッドマンション。

ただオカルト的な空気を楽しみたいだけ!という方に是非知っていただきたいホーンテッドマンションの恐怖。
そこには、ダークな由来がギッシリと詰まっているのです。
ストーリーを知り、もっとホーンテッドマンションを堪能しましょう。

楽しいはずのデートスポット、真実を知ってもあなたは前へ進めますか・・・?

ホーンテッドマンションの背景1*ブルガマイスター

ホーンテッドマンションが建てられたのは1671年10月31日の事。
当時の市長ブルガマイスターが、神聖なインドの埋葬地を汚すなんて・・・という警告を長老たちから受けていたにもかかわらず、川を見下ろす丘に建設の計画を立てたのでした。

工事が着工すると、ブルガマイスターは原因不明の事故に遭うなどしましたが、それでも無事完成し家族と共にホーンテッドマンションへと移り住んだのでした。

しかしブルガマイスターは移り住んでからというもの、気が狂い自らを墓地に幽閉したのです。
それを受け、一家はホーンテッドマンションから退去することになったのでした。
そしてその後ホーンテッドマンションは10年間にわたりホームレスの溜まり場や兵舎として使われたのでした。

1871年にはロナルド・スティーヴンズに館の権利が移り、館の修復工事を開始したものの以前のように原因不明の事故が多発。石工が落石事故死したものの、ロナルドがその仕事を継ぎ工事は続行。
1871年10月31日、ロナルド一家はホーンテッドマンションへと移り住みます。

しかしその直後、心神喪失となったロナルドは、墓石に自分の名を刻んだ日にボイラー爆発の事故で死亡するのです。
ロナルドの死後一家はアメリカ降霊術協会に館を売り払います。
協会はひとつの部屋を降霊術の会のための部屋とし、夜中に霊を呼び出すために使われたのでした。その降霊回数は900回を超えたといいます。

ホーンテッドマンションの背景2*マスター・グレイシー

ロナルドから権利を受け継いだのはジョージ・グレイシー。
ジョージ・グレイシーが殺害されたことから、当時寄宿学校へ通っていた息子のマスターグレイシーは館へと移り住んだのです。
それが、オカルト現象の始まりでした。

後に妻リリアンと、ニューオーリンズで出会った女性マダム・レオタとの奇妙な3人での暮らしが始まります。
2人は降霊や死者と会話をする儀式などを行い、次第にマスターグレイシーもオカルトに夢中になっていくのです。

しかし、リリアンはレオタに対し嫉妬心を抱くようになり、マスターグレイシーにレオタと別れるよう言いますが、マスターグレイシーは聞く耳を持ちません。
リリアンの死後、マスターグレイシーはオカルトに財産をつぎ込みます。
資産家の娘・エミリーと再婚し、両親が既に亡くなっているエミリーの持つ財産は、結婚して間もなくエミリーが死んだことから全てマスターグレイシーのものとなったのです。

しかしその後、マスターグレイシーも発狂し、屋根裏部屋で首を吊り最期を迎えます。

マスターグレイシーの声は、今もなお館の中に響いているといいます。