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所得税と住民税の発生
まず、税金の基本的なしくみについて確認しましょう。
収入が年間103万円を超えると、以下の2つの税金が発生します。
1. 所得税
■収入から基礎控除・給与所得控除を差し引いた金額に課税されます。
■給与所得控除は最低55万円、基礎控除は48万円なので、年収がこれら控除額の合計である103万円を超えると課税所得が発生します。
例えば、年収が105万円の場合、
課税所得 = 105万円 -55万円(給与所得控除)-48万円(基礎控除) = 2万円
所得税額 = 2万円 × 5% = 1000円
なお、控除後の課税所得にかかる税率は、課税所得額によって変わります。1000~194万9000円までならば、5%です。
2. 住民税
■ 年間収入が100万円を超えた場合、住民税として約5000~1万円かかることが多いですが、具体的な金額は自治体により異なります。
年収が105 万円の場合、
課税所得=105万円-55万円(給与所得控除)-43万円(基礎控除)=7万円
この課税所得7万円に対して、10%前後の税率が適応された所得割として7000円がかかります。
そのほかに、均等割(年額5000円前後)が課税されます。なお、一部の自治体で非課税限度額内に収まる場合は、課税されないことがあります。