今回、筆者が実食したのは「バーガーキング」のフラッグシップメニューである「ワッパー」(590円、税込み/以下同)。
“並外れて大きなもの”という意味をもつ英単語のWHOPPERをそのまま商品名にしたこのハンバーガーは、同チェーン最初期にあたる1957年から続くメニューです。一般的なハンバーガーの1.4倍ほどのサイズであるというこの一品に、フレンチフライのMサイズ、ドリンクMサイズがついた「ワッパーセット」(890円)をオーダーしました。
「バーガーキング」のウリの一つは、“Made with flames.(炎で作り上げる)”というキャッチコピーがついた、直火焼100%のビーフパティです。
独自のブロイラーを用いて直火で調理されるパティは、公式サイトいわく“余分な脂は除去され必要な肉汁は溜め込み、ジューシーでスモーキーな”ものに仕上がるとのこと。
この宣伝文句に興味を持った筆者は、「ワッパー」の写真を撮る際、ためしにパティ単体で少し食べてみたのですが、スモーキーな風味や肉のうま味は強く感じた ものの、ジューシーさに関しては少し不足しているように思いました。
しかし、その後パンズやほかの野菜と一緒に食べると、野菜の水分と合わさってジューシーさが補われるのに加え、ほかの具材の風味が混ざることでよりパティの香ばしさや肉々しさが強調されるというシナジーも発生し、かなりのレベルの味わいに。単品でのおいしさよりも、全体のバランスを考えて調整されたパティなのだなと実感した次第です。