20度設定で8時間使用した場合、どれくらいの電気代がかかるのでしょうか?
エアコンの電気代は外気温と設定温度との差が大きくなるほど高くなります。パナソニックによると、20時以降に暖房を8時間つけた場合の外気温ごとの電気代は次のとおりです。
●外気温-10℃~0℃未満:約90円(1時間あたり約363ワットアワー)
●外気温0℃~10℃未満:約62円(1時間あたり約250ワットアワー)
●外気温10℃~20℃未満:約21円(1時間あたり約83ワットアワー)
気象庁によると、東京都の真冬期の平均的な最低気温はおおよそ2℃~9℃です。東京で真冬に8時間暖房をつけた場合の電気代が62円だとすると、1ヶ月で1860円になります。
この値段が高いと感じるかどうかは個人の価値観次第ですが、健康のためと考えると思ったほど負担にならないと感じる人もいるでしょう。
エアコンの暖房にかかる電気代の節約方法
エアコンの暖房を使用する際には、できるだけ省エネにして電気代も節約したいものです。資源エネルギー庁によると、暖房時の省エネに関する工夫として次の3点を挙げています。
●ドア・窓の開閉は少なく。
●厚手のカーテンを使用する。床まで届く長いカーテンのほうが効果的。
●扇風機を併用。暖まった空気を循環させる。
また、外気温度6℃の時、エアコン(2.2kW)の暖房設定温度を21℃から20℃にした場合(使用時間:9時間/日)に年間で約1650円、暖房を1日1時間短縮した場合(設定温度:20℃)に年間で約1260円の節約につながるとしています。
暖房代の節約方法として覚えておきましょう。
まとめ
冬の就寝時、エアコンをつけっぱなしにすることで急激な温度変化による体への負担を減らせます。とはいえ、エアコンをつけっぱなしにするかどうかは、それぞれの生活スタイルや価値観によります。
自分に合った方法でエアコンを活用し、この冬も快適な睡眠を手に入れましょう。