新生活に向けて、同棲を検討しているカップルは多いと思います。同棲を円満にスタートするために、事前にしっかり準備をしておきましょう。

fumumu取材班が、カップル間のよくあるトラブルと対処法について、不動産業者に詳しい話を聞きました。

①初期費用の負担割合

「賃貸借の見積書を作成した段階で、『同棲しようって言ったのは◯◯の方なのに?』とか『半分払わなきゃいけないの?』などと、口論になるカップルは少なくありません。

物件を借りること自体はさほど難しくはありませんが、敷金、礼金、前家賃、契約手数料、火災保険料…など、物件を借りるためには想像以上にお金がかかるからです。

対処法として、物件探しをする前の段階から負担割合について話し合っておくことをお勧めします。その上で、出せる金額を決めて、予算内で物件を探すのが安心です」

②契約者と連帯保証人

「賃貸借契約を結ぶ際は、カップルのどちらか一方が契約者になり、その人が連帯保証人を探すことになります。基本的に連帯保証人は親になることが多いのですが、事前に同棲の許可を取っているカップルは少なく、ここで同棲が立ち消えになってしまうケースはわりと多くあります。

対処法として、『契約者と連帯保証人を誰にするのか?』とか『連帯保証人の同意をどうやって得るのか?』は、契約前にきちんと解決しておくことをお勧めします。

ちなみに、保証会社を連帯保証人の代わりにすることもできますが、その分、お金はかかります」