おせちなんて下手したらもう食べることは今後二度とないかも、なんていう気にもなっていましたが、どれどれセコマおせちってどんな感じ……? とカタログを覗いてみたところ、2万500円や1万2000円といった価格帯のお品物の中に、「迎春お祝い御膳」という、なんとなんと3200円(以下、本体価格)の和風オードブルセットを発見!
2人前ということですが、え、これよくない!? 1人で食べるのありじゃない? と静かな興奮の波が私の中に起こりました。
紅白なます、伊達巻、黒豆、栗きんとんといったベーシックなポイントを抑えながら、とうもろこしの香ばし揚げ、ホタテの明太マヨソースあえ、カニ爪シュウマイ等北海道ならではのラインナップ。
これ、お値段的にも分量的にもちょうどいいんじゃない……? しかも早めの予約で220円引きと言うサービスぶり! はい! 予約! ということで結局クリスマスも、お正月も、私はセコマにだいぶお世話になったのでした。
◆イベントを良いとこ取りで、セルフで楽しむ
アラフォーおひとり様だと、さまざまなしがらみから解放されて気楽である一方で、もしかしたらこういうイベント事の季節は寂しいのかも? なんて勝手に危惧していた私。しかしむしろ、お気軽に季節のイベントをちょっとずつ、良いとこ取りでセルフで楽しむというのもアリだなと実感。
むしろ排除しよう! と頑なにならなくてよかったと感じています。やっぱりなんだかんだ、お正月に栗きんとんを食べると、新年だな~という実感が湧きますね。
今年も自分で自分を楽しませてあげる感覚で、イベントごととお付き合いしていく所存です。今年もよろしくお願いいたします!
<文/アンヌ遙香>
【アンヌ遙香】
元TBSアナウンサー(小林悠名義)1985年、北海道生まれ。お茶の水女子大学大学院修了。2010年、TBSに入社。情報番組『朝ズバッ!』、『報道特集』、『たまむすび』などを担当。2016年退社後、現在は故郷札幌を拠点に、MC、コメンテーター、モデルとして活動中。文筆業にも力を入れている。ポッドキャスト『アンヌ遙香の喫茶ナタリー』を配信中