メルカリの規約では、「購入者に誤解を与えるような表記は禁止」となっています。今回のように「iPhone」を買うつもりだったのに「箱だけ」だった場合、その誤解に対して購入者に重大な過失がなければ、取引キャンセルの申請をしたり、メルカリへの報告を行ったりすれば、返金対応がされる可能性があります。
このようなトラブルにあってしまったら、まずはメルカリに事の次第を報告して、出品者の錯誤を招く行為により、損害が出たことを伝えましょう。
 

フリマサイトでだまされないために

フリマサイトでだまされないためには、どうしたらいいのでしょうか。まず、「商品説明」は隅々までしっかり読むようにしましょう。写真が複数ある場合は、写真ページにコメントが入っていることもあるので、すべての写真に目を通すことも大切です。
 
また、出品者のプロフィールページも確認しておきましょう。メルカリでは出品者の評価を星の数で確認することができます。評価があまりにも低い場合は、過去にトラブルがあった可能性があります。
 
また、評価の詳細として「残念だった」の評価がある場合は、そのコメントの内容も見ておくことをおすすめします。不安を覚えるような出品者の場合は、取引自体を考え直すことも検討しましょう。
 

フリマサイトは玉石混交。商品を見抜く力をつけよう

メルカリをはじめとしたフリマサイトは出品者と購入者が正しく利用すれば、有益な取引ができるとても便利な場です。
 
しかし、中には悪意を持って利用している人もいるので、商品はきちんと記載通りのものであるか、出品者は詐欺目的で取引をしていないかを慎重に見極めていく必要があります。特に購入する商品が高額であればあるほど、しっかりと確認をするようにしましょう。
 

出典

e-Gov法令検索 民法
e-Gov法令検索 消費者契約法
株式会社メルカリ メルカリ利用規約
 
執筆者:渡辺あい
ファイナンシャルプランナー2級